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ティアック、倍速ダビング対応のダブルカセットデッキ
実売39,800円の「W-890RMKII」。プリメイン「A-R630MKII」も
(2014/5/22 16:59)
ティアックは、オートリバースのダブルカセットデッキ「W-890RMKII」と、プリメインアンプ「A-R630MKII」を6月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はカセットデッキが39,800円前後、プリメインアンプが29,800円前後。
ダブルカセットデッキ「W-890RMKII」
オートリバース録音/再生メカを2台シンメトリカルにマウントしたカセットデッキ。'11年に発売した「W-890R」の後継機で、ドルビーBのノイズリダクション機能を省いた点以外は、従来モデルと同等。テープはノーマル/クローム(ハイポジション)の録音/再生と、メタルテープの再生に対応する。両デッキに高信頼のDCサーボモーターを搭載する。
テープからテープへの倍速ダビングや、同時に2本のテープへ録音するパラレル録音機能を搭載。再生面では、ピッチコントロール(±12%、TAPE Iのみ)や、A-B間リピートなどが行なえる。長時間再生を可能にする両デッキ連続リバース再生機能を搭載。最大連続5往復の繰り返し再生が行なえる。TAPE Iのデッキのみ、テープカウンター「0000」の位置まで移動させる「Return to Zero」機能を備える。
アナログRCAのライン入出力を各1系統備えるほか、マイク入力やヘッドフォン出力を装備。消費電力は14W。外形寸法は435×286×145mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.3kg。リモコンが付属する。
プリメインアンプ「A-R630MKII」
定格出力90W×2ch(4Ω)/60W×2ch(8Ω)のプリメインアンプエントリーモデル。マイクミキシング機能を使ったカラオケの練習といった用途も想定している。本体仕様は'10年発売の「A-R630」と同じで、付属するリモコンの形状を変更した。
プリアンプ部には、差動入力ディスクリートを採用。パワー部にはFETを採用し、増幅回路は差動入力の3段ピュアコンプリメンタルディスクリート。伝送系も増幅回路とのバランスを考慮してレイアウトし、音質的への悪影響を軽減したという。
入力端子はアナログ音声×7(RCA)、マイク×1。1系統はフォノイコライザー(MM)を搭載し、アナログレコードプレーヤーも接続可能。出力端子はRCA×2とヘッドフォン×1.周波数特性は10Hz~65kHz、SN比は90dB(ライン)、65dB(Phono)。スピーカーはA/Bの2系統の接続が可能となる。
消費電力は200W(待機時0.5W)。外形寸法は435×355×142mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.1kg。