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台湾警察が違法B-CASカード販売者を逮捕。1万枚超の違法カード押収

 B-CASカードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)は、台湾警察が「BLACKCASカード」と称して日本の有料放送を無料視聴可能にした違法なカードを製造/販売していた台湾在住の主犯格の男2名を7月16日に逮捕したことをうけ、8月13日付けで見解を発表した。

 台湾警察は、台北市内の関係箇所などの捜索により、BLACKCASカード1万枚以上と現金日本円50万円以上、パソコン本体、カードリーダーなどの証拠品を押収。警察では、違法カードの販売で、犯行グループがこれまでにニュー台湾ドル数千万元を越える不法な利益を得ていたと見ている。

 B-CASはこの摘発をうけ、「B-CASカードの不正改ざん事件では、全国の警察が犯行グループを相次いで摘発しているが、我が国の捜査権が及ばない台湾からは、長期間にわたって違法カードが販売され続けていた。台湾の捜査当局による今回の違法カードの摘発の意義は、極めて大きい。台湾当局の更なる捜査により事件の全容が解明されることを期待したい」との見解を表明している。

(臼田勤哉)