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違法B-CASカードが税関で没収される取締り対象に

 B-CASカードを改ざんし、有料放送を無料視聴可能にした不正なカード(BLACKCAS)に対する輸入差止申立てが8月20日に受理され、 全国の税関で没収など取締りの対象に追加された。B-CASカードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズと、 有料衛星放送事業者のスカパーJSAT、スター・チャンネル、WOWOWの4社が東京税関に輸入差止を申し立てていた。

 不正なカードは、不正競争防止法第2条第1項第11号に規定される技術的制限手段を回避する物品として、知的財産侵害物品にあたる。知的財産侵害物品は、関税法第69条の11により輸入してはならない貨物と定められており、税関で没収される事になる。なお、技術的制限手段を回避する物品の輸入差止申立ての受理は今回が初めてだという。

(山崎健太郎)