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MADOO、Ortho搭載の限定IEM「Typ624」。密度感ある低音と抜けの良い中高音域

東京音響は、MADOOより、プッシュプル型マイクロプラナードライバー“Ortho”を搭載した有線イヤフォン「Typ624」を、8月28日より発売する。価格はオープンで、市場想定価格は162,000円前後。8月7日11時から予約を受け付け、8月21日から試聴機を展示する。国内外合わせて100セット限定。

MADOOが独自開発したプッシュプル型マイクロプラナーマグネティックドライバー、Orthoを1基搭載する、密閉型のイヤフォン。同ドライバーを搭載したブランド第2世代ラインナップ「Typ821」「Typ622」で培った音作りを継承した、新たな到達点となるモデルとしている。

Orthoのポテンシャルを追求する過程で生まれた、重厚な中低域を特徴とするTyp622と、繊細で透明感のある中高域を特徴とするTyp821のサウンドを融合。同時に開発された兄弟モデル「Typ623」とともに、「『Typ622』の密度感ある低音をベースに、『Typ821』を彷彿とさせる高解像度で抜けの良い中高音域との融合を目指した」という。

兄弟モデルであるTyp623とTyp624では、低域の質感や響きにそれぞれ異なるアプローチを採用。その違いによって中高域の聴こえ方にも変化を持たせ、個性の異なるサウンドに仕上げている。

搭載するOrthoは、MADOOが完全新規開発したマイクロプラナーマグネティックドライバー。プラナードライバーの駆動方式には「プッシュプルドライブ」と「シングルドライブ」があり、Orthoはプッシュプルドライブ方式を採用する。

プッシュプル方式は組み込みの難易度が高く、イヤフォンに収まるほどの小型軽量化が難しいとされているが、熟練したエンジニアの手により、イヤフォンサイズで高品質なプッシュプル型プラナードライバーを実現した。

ハウジングには、剛性と軽量性を両立するアルミニウムを採用。「ハウジングの剛性は音質に影響を与える」という設計思想に基づき、シェルに十分な厚みを持たせるとともに、表面にサンドブラスト処理を施して剛性を高めた。金属加工を熟知したエンジニアが設計し、高精度な多軸CNC切削機で製造する。

外観は「長年にわたって使用できるイヤフォン」をコンセプトに、潜水艦や時計の窓をイメージした重厚なデザイン。窓部分にはモース硬度9のサファイアクリスタルを使用し、耐熱性や耐腐食性、耐久性を確保した。

窓を設けることで生じる内部の空隙は、ドライバーユニットの背圧を制御する役割も担い、ドライバーのパフォーマンスを最大限に引き出すとしている。

筐体デザインは、MADOOの第2世代ラインナップに共通する8角形を継承。落ち着いたゴールド基調のボディにディープグリーンの装飾パーツを組み合わせ、温かみのある輝きと深みのある色彩を両立した。

装着形状は、日本、香港、中国、韓国など、アジア地域で約3年をかけて採取した300人分の耳型データをもとに設計。フィット感とデザイン性の両立を図ったほか、耳穴の楕円形状に合わせた楕円形ステムを採用した。自然な装着感によってロスを抑え、純度の高いMADOOサウンドを提供するという。

付属ケーブルは、兄弟ブランド「Acoustune」が監修した4芯シルバーコート銅線ケーブル「MRC023」。シルバーコートによって音質ロスを抑え、イヤフォン本来の性能を引き出すとしている。

入力端子は4.4mm 5極L字金メッキプラグ。イヤフォン側には、日本ディックスが設計・生産する「Pentaconn Ear」コネクターを採用した。従来のMMCXと比べて接点が密接に接触するため、伝導性能に優れるほか、脱着の容易性と堅牢性を両立するという。

インピーダンスは15Ω、周波数特性は20Hz~40kHz、最大入力は5mW。ケーブルを含む重量は約40g。ケーブル長は約1.2m。

付属品は、シリコンイヤーピース「AET07」のS/M/L各1セット、フリーサイズのフォームイヤーピース、イヤーピースケース、キャリングケースなど。保証期間はイヤフォン本体が1年間、ケーブルと付属品が90日間。