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NEC、32型の4K IPS IGZO液晶ディスプレイ。カラーマネジメント対応

 NECディスプレイソリューションズは、IGZO液晶を採用した32型4Kディスプレイ「MultiSync LCD-PA322UHD-BK」を11月17日より発売する。写真やグラフィック編集向けに展開し、価格はオープンプライス。実売価格は50万円前後。また、84型の4Kパブリックディスプレイ「LCD-X841UHD」も受注開始している。

MultiSync LCD-PA322UHD-BK

32型4KのIGZO液晶「LCD-PA322UHD」

 31.5型/3,840×2,160ドットの4K IGZO液晶パネルを採用したディスプレイ。液晶駆動モードはIPS。広色域LEDバックライトを採用し、Adobe RGBに相当する色域をカバーする。Adobe RGBカバー率は99.2%。次世代放送規格で採用されるRec.BT.2020の色域エミュレーションにも対応する。最大輝度は350cd/m2、コントラスト比は1,000:1。応答速度は10ms。

LCD-PA322UHD-BK

 画像処理IC「SpectraViewエンジン」による3次元ルックアップデーブルと独自の色変換アルゴリズムにより、白色点、色域、ガンマなどの色調整をディスプレイ単体で行なえる。液晶表面にはギラツキを抑えるアンチ・スパークリング・フィルムを採用し、正確な色再現を可能とした。

 輝度センサーとカラーセンサーを内蔵しており、本体のみで精度の高いカラーマネジメントが行なえる。別売のソフトウェア「SpectraViewII」によるハードウェアキャリブレーションにも対応する。ムラ補正機能(UNIFORMITY)も搭載し、画面周辺部の輝度ずれや色ずれを補正。生産時に計測された液晶パネル個々の表示特性に加え、ユーザーの画質設定や設置状態を考慮したムラ補正値をリアルタイムに生成し、プロが求める均一な表示性能を提供するとしている。

 マルチピクチャー機能により、画面を分割して別々の入力信号を同時表示できる。画面分割も2、3、4画面と4K表示などを選択可能となっている。

 入力端子はDVI-D×2とDisplayPort×2、HDMI×4で、DisplayPortの1系統は3,840×2,160/60Hzに対応(HDMIは3,840×2,160/30Hz)。USB 3.0対応のアップストリーム×2、ダウンストリーム×3のUSB端子を装備する。2W×2chのステレオスピーカーも内蔵する。上30度、下5度のチルト機能や90度のスイーベル機能を装備。消費電力は最大時110W(パワーセーブ時5W以下)。外形寸法は744.8×301.6×468.4〜618.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は20.5kg(スタンドあり)/約14.2kg(スタンド無し)。

84型4Kのパブリックディスプレイ「LCD-X841UHD」

 84型/3,840×2,160ドットのパブリックディスプレイで、RGB各色10bitのIPS駆動の液晶パネルを採用する。コントラスト比は1,400:1、輝度は380cd/m2、応答速度は12ms。

LCD-X841UHD

 SpectraViewエンジンによる広色域、高画質表示や、外部ハードウェアによるキャリブレーションに対応。さまざまな複数画面表示が選択できるマルチピクチャー機能や、ムラ補正機能なども搭載する。

 入力端子はDVI-D×2とDisplayPort×1、HDMI×4で、DispayPortは3,840×2,160/60Hz対応。USB 2.0端子も装備する。消費電力は最大380W(パワーセーブ時6W以下)。外形寸法は1,931×85×1,117mm(幅×奥行き×高さ)、重量は70.5kg。

(臼田勤哉)