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ニコ動で任天堂タイトルのゲーム実況が可能に

クリエイター奨励プログラムに12月1日から対応

 ドワンゴとニワンゴは17日、動画配信サービス「niconico」のクリエイター奨励プログラムにおいて、任天堂の著作物を含む動画が対応すると発表した。これにより、niconico上で任天堂のタイトルを用いたゲーム実況などが、正式な許諾を得た上で可能になる。

 ニコニコでは、2011年12月より、クリエイターの創作活動の支援や二次創作文化を推進する取り組みとして、「クリエイター奨励プログラム」を実施。同プログラムに投稿作品を登録したユーザーは、その作品の人気度などに応じ、奨励金を受け取ることができる。

 同プログラムに、任天堂の著作物を含む動画が12月1日(予定)より対応する。これにより、ユーザーは、任天堂株が指定する対象タイトルの著作物を用いた動画をニコニコ動画に投稿し、その動画が任天堂から許諾されると、許諾された作品はクリエイター奨励プログラムの奨励金支払い対象となる。なお、同プログラムの対象とならない一部のタイトルは奨励金の対象にはならないが、不適切なものを除き、任天堂から個別に許諾される。

 ユーザーが投稿した動画に任天堂の著作物が含まれていると、二次創作の相関関係を知らせる「コンテンツツリー」機能において、その動画は任天堂の「子作品」として登録される。動画に含まれる著作物が、任天堂が別途指定するクリエイター奨励プログラム対象タイトルであれば、一定の審査期間を経て、動画の人気度等に応じて奨励金が支払われる。なお、審査期間中に不適切なものと判断された場合は、許諾の取り消しや削除となる場合もあるとしている。

(臼田勤哉)