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Google Glassの販売を終了。ビジネス向けなどで開発継続

 Googleは、メガネ型端末「Google Glass」の開発者向け販売を19日をもって終了する。2013年に開発者向けの“オープンベータ”として米国で1,500ドルで販売したが、日本で発売されることはなかった。

Google Glass

 Google Glassは、透過型ディスプレイを備えたHMD型の端末。AR(拡張現実)技術を用いて、前方の風景に様々な情報を重ねて表示し、メールや天気予報、交通案内などを確認できるほか、音声での制御も行なえる。内蔵カメラで写真や720p動画撮影も可能。

 オープンベータのGoogle Glass Explorer Editionとして、開発者向けに販売してきたが、このプログラムを終了。あわせて担当部門も、研究開発担当のGoogle Xから、Google本体に移行される。

 Google Glassのブログエントリでは、今回の措置を「コンセプトから現実への移行」と説明しており、特に成長が見込まれる企業/ビジネス向け(Glass at Work)の領域での開発を加速していく方針。Glassデバイスの次世代機も「準備ができたら発表する」と開発の継続に触れている。

(臼田勤哉)