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フォノイコ内蔵真空管プリアンプを自作。エレキット「TU-8500」
(2015/1/28 09:45)
イーケイジャパンは、電子工作キット「エレキット」シリーズより、フォノイコライザーアンプ内蔵真空管プリアンプキット「TU-8500」を2月20日に発売する。価格は45,000円。
近年高まるアナログレコード人気に併せて、フォノイコライザーを内蔵し、レコードプレーヤーを直接接続可能とした真空管プリアンプキット。パーツ類がセットになっており、購入者が組み立てる。必要な工具は、はんだごて、はさみ、ラジオペンチ、ニッパー、ドライバー(プラス)。工作時間は4~5時間で、難易度は5段階の5と高くなっている。
同社の真空管パワーアンプ「TU-8200」にマッチするよう、サイズやデザインをあわせている。真空管はフラットアンプ部に「12AU7」(ECC82)を2本採用。オペアンプは「NJM2068DD」を2個。入力端子はアナログ音声×4系統(RCA)で、PHONO×1とLINE1~3となる。ステレオミニジャックも備えているがLINE3との排他利用。プリアウト(ステレオミニ)も装備する。
PHONO入力のイコライザーアンプは音質を重視したCR型を採用。カートリッジはMM型とMC型に対応する。イコライザアンプ部は、ローノイズ選別品のオペアンプを採用。ソケット式で他のオペアンプに交換できる。
フラットアンプ用真空管の「12AU7」を採用し、利得は約3倍と1倍を切り替え可能。電源には低漏洩磁束のRコアトランス、B電源にはFETリップルフィルターを採用。真空管を直流点灯することでハムノイズを抑えている。
電源は100Vのほか、115V、200V、230Vの4つの電源電圧帯に対応可能としており、組み立て時に選択する。消費電力は8W。外形寸法は252×270×73mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.1kg。