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「史上最強」全録レコーダ。最大9ch録画/約20万円の東芝「DBR-M590」

 東芝ライフスタイルは、9系統のデジタルチューナを搭載し、地上/BS/110度CSデジタル放送を最大9chまるごと録画できる全録レコーダ「レグザサーバー」の新モデル「DBR-M590」を2月27日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は20万円前後。

DBR-M590

9ch全録の“史上最強”タイムシフトマシン

東芝レグザサーバーシリーズ

 容量6TBのHDDと、全録機能の「タイムシフトマシン」用の6チューナと、通常録画用の3チューナの合計9チューナを搭載したレグザサーバーの最上位モデル。9チューナのいずれも地上/BS/110度CSデジタル放送に対応し、3系統の通常録画用チューナをタイムシフトマシンに割り当てて、9chのタイムシフトマシンとしても利用できる。

 進化したタイムシフトマシンにより「いつでも」番組が楽しめること、DLNA/リモート視聴対応など、スマホやタブレット連携など「どこでも」番組が楽しめること、操作レスポンスの改善による「快適」の3つを軸に機能強化。東芝ライフスタイルでは「史上最強のタイムシフトマシン」とアピールしている。

最強タイムシフトマシンをアピール
DBR-M590

 BDドライブを搭載し、'14年10月の「DBR-T560/T550」とほぼ同等のBDレコーダとしても利用可能で、録画した番組のBDダビングやホームネットワーク内のDLNA映像配信などに対応する。

 全チューナがBS/110度CS対応のため、WOWOWの3ch+スカパーの6chの9chで、BS/CS 9chタイムシフトマシン録画設定も可能。AVC最低画質モードの場合、約15日分の9ch録画が行なえるだけでなく、USB HDDの追加にも対応。2TB HDD 2台を追加し、最大27日分まで拡張できるとする。初期出荷時のタイムシフト録画モードは、2倍(約8Mbps)モード。

最大9chのタイムシフトマシン録画に対応する
6TBの内蔵HDDに15日分の録画が可能
USB HDD追加で最大27日の録画に対応
従来モデルのDBR-M490とのタイムシフトマシン機能比較

 タイムシフトマシン録画番組は、HDD容量の上限に達すると自動で古い順に削除されるが、その前に残しておきたい番組だけを、通常録画用HDDやBDに保存することも可能。6TB HDDは初期設定ではタイムシフト用が4TB、通常録画用が2TBに割り当てられる。通常録画領域は2TB/1.5TB/1TB/500GB/250GBが選択できる。

最大18chの過去番組表表示に対応

 また、REGZAや他のレグザサーバーとの連携機能を強化。録画番組を他のタイムシフトマシン製品と「統合表示」できるようになった。タイムシフト録画番組にアクセスするための「過去番組表」は、最大18ch分の表示が可能になり、例えば地デジはREGZA Z10Xのタイムシフトマシンで、BS/CSの9chはDBR-M590で録画して、1つの過去番組表から録画先を意識すること無く、番組を表示/選択できるようになる。

 タイムシフト録画番組から、おすすめの番組を表示する「ざんまいプレイ」も搭載。「ほかにもこんな番組」などのおすすめ番組を簡単に表示/選択可能にしている。

統合番組表
DBR-M590の番組とM490の番組を合わせて表示

フル機能のBDレコーダ。放送番組リモート視聴やSQVも

 BDレコーダとしての基本機能は、2014年10月に発売した「DBR-T560/T550」とほぼ共通で、番組表などの表示速度や操作レスポンスを高速化しているほか、外出先からレグザサーバーの録画番組を再生できる「リモート視聴」対応、新著作権保護技術のSeeQVault対応などが特徴。

スタートメニュー
通常録画8chの過去番組表表示に対応

 通常録画した番組をジャンルごとに自動でフォルダ分けしたり、自分でフォルダを作って、録画時にユーザーごとに振り分けるといった使い方も可能。自動チャプタ付与機能「マジックチャプター」も備えており、従来モデルと同様に録画番組の本編だけを再生できる「おまかせプレイ」に対応。番組再生中にリモコンの[青]ボタンを押すだけで、おまかせプレイに切換えられる。

「おまかせ自動録画」設定。番組長の上限/下限なども選択できる

 「おまかせ自動録画」機能も搭載。タレントやジャンル名、キーワードで絞り込んで自動録画する機能だが、グラフィック化してわかりやすさを向上した時間帯指定機能や、[30分以上〜2時間30分未満]など、番組長の上限/下限設定、チャンネル指定設定などを追加し、番組のヒット率を向上。無駄な録画を防ぐことができる。

 編集機能は、フレーム単位のチャプター編集やプレイリスト編集に対応。録画中でもプレイリスト編集が可能で、録画終了を待たずに編集に着手できる。

テレビも操作できるリモコン

 リモコンは、テレビとレコーダの切替用の専用ボタンを用意した新デザインのもので、録画/停止ボタンなども大型化。HDDやDISC、USBなどのダイレクトボタンも備えている。

 無線LANとEthernetを装備し、DTCP-IP/DLNAでの録画番組配信や他のDLNAサーバーの番組再生に対応。家庭内であれば、2台までの機器に同時に映像配信できる。

 さらに、NexTV-F規格によるリモート視聴「おでかけいつでも視聴」も利用可能。外出先のスマートフォンやパソコンから、DBR-M590の録画やライブ放送番組を再生できる。DBR-T560/T550では録画番組のみのリモート視聴対応となっていたが、DBR-M590では新たに放送中の番組(ライブ放送)の配信に対応した。なお、ライブ放送の配信時は、1チャンネル分を通常録画用として設定しておく必要がある。通常録画番組だけでなく、タイムシフト番組も配信可能。

 アプリはデジオンが提供し、iOS用の「DiXiM Digital TV for iOS」(税込1,000円+宅外視聴プレミアムアドオン500円)と、Android版の「DiXiM Play for REGZA」も提供。また、Windows用のアプリとして、一部のdynabookシリーズに「TVコネクトスイート」をプリインストールしている。TVコネクトスイートの一般販売は行なわない。

リモート視聴などスマホ&タブレット連携を強化
スマホ&タブレット配信の機能比較
SeeQVault対応

 録画番組の持ち出し(ダウンロード)機能も装備。DiXiM搭載のスマートフォンに番組をダビングし、持ち出しできる。

 また、USB HDDによるHDD容量拡張だけでなく、新著作権保護技術の「SeeQVault」(SQV)に対応。SQV対応のUSB HDDを接続し、録画番組や写真、動画のバックアップが行なえる。これにより、SQVに対応したレグザサーバーとHDDの組み合わせであれば、録画したレグザサーバー以外の製品でも録画番組を再生できる。例えば、家庭内の別のレグザサーバーで録画した番組をSQV対応のUSB HDDにダビングし、他の部屋のレグザサーバーに接続して視聴するといった使い方が可能となる。

背面

 HDMI出力は1系統で、新たに4K/30pまでのアップコンバート出力に対応。ただし、4Kアップコンバートできるのは1080/24pで記録された市販のBDソフトのみとなる。コンポジット映像入力やアナログ音声入力、光デジタル音声出力も各1系統装備する。USB端子はタイムシフト/通常録画HDD用×1と、タイムシフトHDD用×1を用意している。

 外形寸法は430×336×80mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約6.4kg。消費電力は66W(通常待機時約15.3W/省エネ待機時約0.09W)。年間消費電力量は37.5kWh/年。

(臼田勤哉)