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NHK、大相撲の早戻し視聴や防災情報などHybridcastサービスを拡充

 NHKは、放送通信連携サービス「NHK Hybridcast(ハイブリッドキャスト)」のサービス内容を拡充し、季節に応じた防災情報や、大相撲中継時に見逃した一番を遡って視聴できる早戻しサービスなどを順次提供する。

「NHKそなえる防災」の画面イメージ

 3月2日からは、Hybridcastで新たなコンテンツ「NHKそなえる防災」を提供開始。平時から災害にそなえようという考えのもと、災害を学ぶための専門家によるコラムと、視聴者からの疑問に専門家が答えるQ&Aを発信する。また、これまでWebサイト「NHKそなえる防災」で蓄積してきた記事の中から、「3月は地震」、「7月は熱中症」など月ごとにテーマを決めて、視聴者がその時期に関心を持つ情報を厳選して提供する。画面での文字情報だけでなく、音声で読み上げる機能も試行している。

 また、大相撲中継において、その日の取組を動画クリップ化して、番組放送時間中に限り、見逃した一番に遡って視聴できる早戻しサービスを3月場所より試行。5月場所以降に本格実施する。

 このほか、災害時・緊急時の地震・津波・防災情報や、気象情報(XバンドMPレーダーなど)といった暮らしに役立つコンテンツや、Eテレの番組「すてきにハンドメイド」、「ガールズクラフト」を動画で紹介する「あなたとハンドメイド」などの常時コンテンツを用意。ホーム画面での操作時の応答の改善や、リモコンによる操作性向上も5月より実施する。

(一條徹)