ニュース

KORG M1のサウンドをiPadアプリで再現する「KORG iM1」

 コルグは、1988年に発売され、高い支持を集めたシンセサイザーの名機「KORG M1」をiPad上で再現するiPad用アプリ「KORG iM1 for iPad」を5月25日よりApp Storeで提供開始した。価格は3,600円(税込)だが、6月30日まではリリース記念価格2,400円(税込)で販売する。対応OSはiOS 8.1以降。

KORG iM1 for iPad
KORG GadgetやGarageBandと連携

 PCMはオリジナルM1のライブラリを搭載。オリジナル設計時の回路図を解析し、細部のパラメータまでソフトウェアで再現。M1を知るエンジニアが丁寧に調整し、「単に実機をサンプリングしただけでは出せないサウンドを追求した」という。

 シーケンサー部は非搭載だが、モバイル音楽制作アプリ「KORG Gadget」と連携して、より本格的な楽曲制作が行なえる。また、シンセパートにはフィルター・レゾナンスやVDAモジュレーションを追加しているほか、エフェクトパートも18系統にパワーアップ(オリジナルM1は2つのマスターエフェクト)強化するなど、アプリ化によりM1には無かった新機能も追加している。iPadの操作に合わせて画面をなぞるだけで直感的な演奏ができる「カオシレーター・モード」も追加した。

 iPad 2以降のiPadに対応するが最新のiPadでの利用を推奨。64音の発音が行なえるのは、iPad Air 2、60音がiPad Air/mini 3、mini 2など。

 約19種類のM1用PCM ROMカードに加え、アプリ内課金により音源追加も可能。サウンド・ライブラリーは、最大3,300のサウンドや34枚のカードを網羅するという。Lightningアダプタ経由でMIDIキーボードとも接続できる。

 なお、iM1発売を記念して、6月20日までコルグの音楽アプリの特別価格セールを実施。KORG Gadgetが33% OFFの3,600円になるなど、同社アプリを33~50%OFFで提供している。

iTunesで購入

(臼田勤哉)