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'81年のKORGアナログシンセ名機Mono/PolyがiOSアプリで復活。最新の音色も

 コルグは、1981年に発売したアナログシンセサイザー「Mono/Poly」を、iPad/iPhoneアプリで復活。「KORG iMono/Poly」として発売した。価格は3,600円(税込)だが、発売記念特別価格として9月30日まで33%オフの2,400円(同)となる。対応OSはiOS 9.3以降。

iMono/PolyのiPad画面とiPhone画面

 1981年にPolysixと同時に登場し、コルグのアナログシンセ集大成と位置付けられているMono/Polyは、4VCOのモノフォニックシンセサイザーながら、4ボイスのポリフォニックシンセサイザーとしても使用できる製品で、人気となった。

左がオリジナルのMono/Poly

 iMono/Polyは、「Mono/Polyのすべてのフィーチャーを完全に再現」したというiPad/iPhoneアプリ。4VCOと豊富なモジュレーションが利用可能。オリジナルMono/Poly の分厚いサウンドや豊富なパラメーターの挙動を、コルグ独自の電子回路モデリング・テクノロジーCMT(ComponentModeling Technology)で忠実に再現している。

 8系統のバーチャル・パッチ機能を搭載。MG/EG/ベロシティ/キーボード・トラックなど159種のモジュレーション・ソースで、オシレーター・ピッチ/レベル/フィルター/MG/EGなど35種のデスティネーションをモジュレートできる。

 2台のマルチエフェクトに対応。128種の最新プリセットサウンドを用意し、「ビンテージ・シンセの枠におさまらない現代的な音色が、オールド・ファンにもMono/Poly初体験のユーザーにも大いに刺激を与える」としている。アプリ内課金で、さらに128のサウンドを利用できる。

iMono/Poly

 膨大なパラメーターへすぐ手が届くというシームレスな画面設計を採用。メインのシンセ&キー・アサイン画面と、バーチャル・パッチ&エフェクト画面が、タップすることで回転してそれぞれを利用でき、機能によって個別の画面を開く必要なく使える。

 同社のDAWアプリ「KORG Gadget」とも連携可能。両方のアプリをインストールすると、KORG Gadget内で「Montpellier」ガジェットとしてiMono/Polyが使える。また、Audiobusと、Inter-App Audioにも対応。GarageBandの音源としても利用可能。

 MIDIコントローラーと接続することで、外部音源として演奏に活用可能。Bluetooth MIDI対応キーボードのnanoKEY StudioやmicroKEY Air、Lightningアダプタで直接繋がるmicroKEYなどを利用できる。

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