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ASUS、片側5ドライバで7.1chサラウンド対応のゲーミングヘッドセット

 ASUSTeK Computer(ASUS)は、左右のハウジングに計10個のドライバを搭載し、7.1chサラウンドを実現するPCゲーム用ヘッドセット「STRIX 7.1」を5月30日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は36,000円前後(税込)。

STRIX 7.1

 片方のハウジングに5つのネオジウムマグネットドライバを備え、左右あわせて計10個のドライバを搭載する密閉型のサラウンドヘッドセット。仮想的に7.1chサラウンドを再現する一般的なヘッドセットとくらべて、リアルな7.1chサラウンドを実現するという。PCと接続するためのUSBオーディオステーション(USB DAC)がセットになっている。ハウジングには製品名になっているフクロウ(Strix)の目のようなデザインがあしらわれ、LEDイルミネーションで発光する仕組み。取り外し可能なマイクも搭載。USBオーディオステーションとの接続用にHDMI入力を備える。

ハウジングはフクロウの目のようなデザインでLEDイルミネーションに対応
プリセット再生モードなどを備えるUSBオーディオステーション

 搭載する各ドライバはサラウンド音声再生用に割り当てられており、フロント用が40mm径、センター用が30mm径、サイド用が20mm径、リア用が20mm径、サブウーファ用が40mm径。5.1chサラウンドやステレオの音源にも対応。5.1ch再生時はサイド用ドライバが、ステレオ再生時はサイド用とリア用のドライバがミュートになる。再生周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは32Ω。ヘッドセットの重量は450g(ケーブルを除く)。ヘッドセットとUSBオーディオステーションをつなぐケーブルの長さは1.5m。

 USBオーディオステーションには、FPS/RPG/レースゲーム用など、各ゲームジャンルに最適なオーディオ設定のプリセット再生モードを搭載。また、ノイズキャンセリング用のマイクも備え、環境音を最大90%低減するという。オン/オフの切り替えも可能。手元で使うコントローラとしても機能し、サラウンド音声の各チャンネルの音量調整やマイクのミュート、7.1ch/ステレオモードの切り替え、イルミネーションの調整などが行なえる。PC接続用のUSB端子と、ヘッドセット用のHDMI出力1系統を装備。付属のHDMI−ステレオミニ変換ケーブルを使用することで、ステレオミニ入力に対応したスピーカーなどにも接続できる。動作環境はWindowsとMac OSで、USBバスパワーで動作する。Y字型で2ポート対応の電源用USBケーブル(1.5m)が付属する。

(庄司亮一)