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10代スマホ利用者、55%が映画やドラマをスマホで視聴

広告付き無料動画の利用意向は全体の36%。ニールセン調査

 ニールセンは30日、スマートフォンにおける動画コンテンツの利用状況と、動画広告に対する意識の調査結果を公表した。調査対象者の1/3が、スマホから映画やドラマなどの動画コンテンツを視聴しており、年代別では10代(13〜19歳)が55%と最も利用率が高かった。また、視聴時に動画広告を見たことがある人の1/3が「コンテンツが無料であれば広告が流れても良い」と答えている。

スマートフォンからの「映画やドラマなどの動画」コンテンツの利用率(出典:ニールセン)

 調査結果は、同社が実施した「スマートフォン・メディア利用実態調査」に基づくもの。'15年6月9日~6月10日にかけて、スマホでネット利用している国内の13歳~69歳の男女、計3,010人を対象に調査を実施。サンプル数はスマホ所有者の人口構成比を元に、スマホユーザーを代表するように割り付けされている。

 調査結果では、スマホから動画コンテンツを視聴している人が全体の36%となった。年代別でみると、10代(13〜19歳)が最も利用率が高く、55%が映画・ドラマをスマホで視聴。次いで20代が42%、30代は35%、40代は28%。50代〜60代は27%。

 次に、動画コンテンツについて今後利用したい(現在利用している場合は、今後も継続したい)サービスプランをみると、「広告表示で無料利用」のプランと回答した割合が36%と最も高かった。続いて「定額料金で利用し放題」は6%と、大きく差がついている。「広告表示で無料利用」のプランを利用したい人を年代別でみると、10代(13〜19歳)が48%と最も高く、20代が39%、30代は37%、40代は33%。50代〜60代は29%。

今後利用したい「映画やドラマなどの動画」のデジタルコンテンツのサービスプラン(出典:ニールセン)

 また、「スマホで動画広告を見た」という人に対し、動画広告に対する意識についても調査。「コンテンツが無料なら(動画広告が)流れても良い」とする回答の割合は34%で最も高く、「コンテンツに関連していれば流れても良い」は27%。「音声がなければ流れても良い」は24%だった。

動画広告に対する意識 ※回答者母数(n)はスマホで動画広告を見たことがある人(出典:ニールセン)

(庄司亮一)