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オンキヨー、Atmos/DTS:X対応の7ch AVアンプ。BT.2020とHDRパススルーも
(2015/7/30 15:05)
オンキヨーは、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)に対応し、DTS:Xにもアップデートで対応予定のミドルクラスAVアンプ「TX-RZ800」を8月下旬に発売する。価格は159,000円。カラーはブラック(B)。
最大出力230W×7ch(6Ω)/定格出力130W×7ch(8Ω)の7.2ch AVアンプ。オブジェクトオーディオ技術のDolby Atmosに対応し、DTS:Xも後日行なわれるファームウェアアップデートによりサポート予定。アップデート時期は、決定次第同社サイトで案内する。
HDMIは入力8系統、出力2系統装備。4K/60p((3,840×2,160または4,096×2,160ドット、YCbCr 4:4:4)映像のパススルーやHDCP 2.2に対応するほか、次世代のUltra HD Blu-ray規格で採用される、広色域規格の「BT.2020」や、輝度拡張のHDR(ハイダイナミックレンジ)映像もパススルー可能。
EthernetとWi-Fi(無線LAN)を搭載し、ネットワークオーディオ再生機能は、DSD 5.6/2.8MHzや、192kHz/24bitのWAV/FLACのほか、AAC/MP3/WMA/WMA Lossless/Ogg Vorbis/ドルビーTrueHDなどに対応。インターネットラジオのradiko.jpやTuneInも聴取可能。
Bluetoothレシーバも備え、スマートフォンなどの音楽もワイヤレスでAVアンプに伝送して聴ける。USB端子を備え、USBメモリなどに保存したファイル(DSDは2.8MHzまで、WAVは96kHz/24bitまで)も再生できる。
内蔵のDACは384kHz/32bit対応。デジタル機器固有のノイズを大幅に抑制する回路「VLSC」(フロント2ch)を装備する。パワーアンプ部は、基板を1chごとに垂直に配置して左右シンメトリーにレイアウトすることで、チャンネル間の条件差を無くし、信号経路を最短化してノイズ混入の排除を図っている。スピーカードライブ力を高めるため、カスタムメイドの大型電源トランスや15,000μFの大容量コンデンサーにより、瞬時電流供給能力を向上。インピーダンス4Ωのスピーカーも力強くドライブ可能とし、再生周波数特性は5Hz~100kHzを確保した。
自動音場補正技術の「AccuEQ Room Calibration」も利用可能。HDMI以外の端子は、映像入力がコンポーネント×2、コンポジット×3。音声入力は光デジタル×3、同軸デジタル×2、アナログ音声(RCA 2ch)×8、PHONO×1。出力端子は、映像がコンポーネント×1、コンポジット×1、音声がアナログ×2(ZONE 2/3)、7chプリアウト×1、サブウーファ×2、ヘッドフォン×1。外形寸法は、435×433.5×201.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は17kg。リモコン「RC-900M」が付属する。