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パナソニック、地上/BS/CS 6番組同時録画の新BDレコーダ

DIGA一新で新番組一括録画、“本編だけ”再生、ハイレゾ強化

 パナソニックは、6チューナ搭載モデルや、4Kアップコンバート/バックアップ、ハイレゾ再生、スマホ対応強化など、大幅に機能強化したBlu-ray Discレコーダ「DIGA(ディーガ)」新モデルを10月16日より順次発売する。2TB HDDと6チューナ搭載「DMR-BRG2010」など、HDD容量やチューナ数の違いで5モデルをラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円〜10万円前後。

DMR-BRG2010
新DIGA
型番 チューナ HDD 店頭予想価格
DMR-BRG2010 6 2TB 約10万円
DMR-BRZ1010 3 1TB 約8万円
DMR-BRW1010 2 1TB 約7万円
DMR-BRW510 2 500GB 約6万円
DMR-BRS510 1 500GB 約5万円
新DIGA

 DMR-BRG2010はHDD容量2TBの6チューナモデル、DMR-BRZ1010はHDDが1TBのトリプルチューナモデル、DMR-BRW1010/510は1TB/500GBのダブルチューナモデル。DMR-BRS510がシングルチューナモデルとなる。上位4モデルは10月16日に発売され、DMR-BRS510のみ11月13日発売となる。

 家族の番組が重なっても取り逃がしを防ぐという6チューナ搭載「DMR-BRG2010」では、検索性やより多くの録画を管理する新機能を搭載。シングルチューナ機以外の各機種はHDD容量やチューナ数以外の基本仕様は多くが共通化されている。

DMR-BRZ1010
DMR-BRW1010
DMR-BRW510
DMR-BRS510

 2014年秋冬モデルからいずれも機能強化しており、新たに[新番組]をポップアップで画面下でお知らせしてくれる「新番組おしらせ」を搭載。リモコンにも[新番組]ボタンを備え、すぐに新番組確認できるほか、ジャンル別や放送種別の新番組を通知するメニューも用意した。新番組おしらせからのワンタッチ予約や、毎週予約なども行える。

上がBRZ1010、下段左からBRW1010、BRW510

 また、オープニング、CM、本編、エンディングなど、番組の見たい部分だけを選んで再生できる「見たいところ再生」も搭載。NAS/ホームサーバー機能も強化され、新たに4K動画やハイレゾ音楽のBDへのバックアップが可能になったほか、本体でのハイレゾ音楽再生に対応。

 また、スマートフォン連携機能も強化され、DTCP-IP/リモート視聴アプリの「メディアアクセス(Media Access)」の新バージョンにより、アプリ内での番組予約に対応するなど使い勝手を改善。6チューナ搭載「DMR-BRG2010」では、3番組を録画しながら、2番組の同時配信が行なえる。

6チューナ搭載の「DMR-BRG2010」はこだわりの録画ユーザーに

なぜ6チューナなのか?

 新DIGAで特徴的な製品が地上/BS/110度CSデジタル6チューナ搭載の上位モデル「DMR-BRG2010」だ。多くのチューナを搭載したことで、「自分で積極的に予約したい」というニーズに応えることを狙いとしている。

 パナソニックのDIGAシリーズでは、8/4チャンネルのデジタル放送全番組録画「チャンネル録画」を備えたDMR-BRX6000/BRX4000/BRX2000を「全自動DIGA」として、4月から発売している。全自動DIGAは、チャンネル録画の特徴である、予約から消去まで何もせずに、「放送された番組を見逃しなく見る」という全自動の気軽さを訴求しているが、DMR-BRG2010は「自分で予約したい」という意思を最大限にカバーすることを狙いとした製品。特に、有料放送などのファン層を中心に多くの番組を録画する人や、家族3人で1人2番組ずつ録画するといったユースケースを想定している。

 2TBのHDDには最大で2,700時間録画できるため、家族3人でレコーダを共有しても1人あたり最大900時間の録画が可能。6チューナであれば、1人2番組まで同時に録画できるため、安心して利用できる点をアピールしている。

6チューナ+2TBをアピール
DMR-BRG2010

 価格も、他社のトリプルチューナ搭載機相当の10万円をターゲットに製品化。また、現在市場の主流はダブルチューナモデルだが、レコーダ購入者調査によれば、購入後にチューナの不足を訴える声が多いという。そのため、これまで3チューナで足りなかった人には6チューナを訴求していくほか、6チューナという“最上位”を用意することで、トリプルチューナを選びやすくする狙いもある。1/2/3/6チューナと多くの選択肢を用意し、店頭等で“ひとつ上”の良さをアピールすることで、購入者の不満となっているチューナ数問題の解消を図る考え。

6チューナ対応で新番組をまるごと録画
2つのB-CASカードスロットを装備。上が視聴/録画用、下が録画用

 DMR-BRG2010では6チューナの同時録画に対応。B-CASカードは1枚で3チューナまでしか同時に対応できないため、2枚のB-CASスロット/カードを用意。1系統は録画専用、もう1系統が視聴/録画兼用となっており、録画予約は録画専用から優先的に利用する。なお、BSやCSの有料放送はB-CASカードに契約が紐づくため、1枚のカードに付き3番組までの録画に利用できるが、6番組の有料放送同時録画を行なう場合は2枚の有料放送契約が必要となる。1枚の有料放送契約の場合は、有料放送のB-CASカードを視聴/録画側のスロットに挿すよう推奨している。

 全6系統で最大15倍の長時間録画に対応。内蔵HDDのほか、外付けUSB HDDへの録画も可能となっている。また、SeeQVault(SQV)に対応し、SQV対応USB HDDへの録画番組ダビングが可能。SQV対応HDDの番組は他のSQV対応DIGAからも再生できる。

 「おまかせ録画」も搭載し、複数の条件を組み合わせて関連番組を自動録画が行なえる。条件は、放送種別、カテゴリー、サブカテゴリー、フリーワード、人名などの組み合わせで絞込み可能。複数キーワードや除外キーワードの設定も行なえる。

 番組視聴中に、番組を表示しながら、上下左右に表示されるバーをリモコンで選してシーン再生や番組選択などが行なえるインターフェイス「再生メニュー」も備えている。

 番組表立ち上げ時に、新番組をポップアップでお知らせする「新番組おしらせ」に対応。番組表立ち上げ時に、新番組をポップアップでおしらせ。その際にリモコンの[新番組]ボタンを押すと、新番組の内容や出演者情報を確認でき、そこからワンタッチで録画予約が行なえる。

新番組おしらせ

 また、「新番組一覧」から、新番組を[ドラマ]、[アニメ]などのジャンル別や、地上、BSなどの放送種別の一覧で確認できる。また、この画面から毎週予約設定なども行なえる。リモコンの[赤][緑][黄]ボタンで、表示ジャンルの変更、[青]ボタンで放送波の絞り込みが可能。例えば、年4回の地デジドラマ改編期には、[地デジのドラマ]の新番組をまとめてチェックし、録画予約が行なえる。

新番組一覧

 また、新BRG2010のみの機能として、[新着番組]に対応。家族それぞれが好きなフォルダを作って、ジャンルや好きなタレントのシーンだけをまとめて録画番組を整理できる。さらに、後述の「時間指定チャンネル録画」により、全自動DIGAのように新着番組をジャンルごとにまとめたり、人気の録画番組を一覧で表示したり、話題のニュースなどを確認できる。

新着番組
チャンネル録画は簡易的

 全自動DIGAと同様に、指定チャンネルの番組を録画し続ける「チャンネル録画」も簡易的に利用できる。ただし事前に「チャンネル録画設定」が必要となるほか、制限もある。

チャンネル録画設定

 全自動DIGAとの違いは、24時間連続ではなく「1日最大8時間まで」という点と、「録画モードはDR」、「チャンネル録画の時間帯は通常予約が行なえない」という3点。

 ただし、5時間×1週間をDRモードで録画し、一週間後に自動消去するといった運用が可能で、例えばゴールデンタイムの地上波を1週間録画したいという用途などに活用できる。チャンネル録画は、一定期間を過ぎると自動で新しい番組に上書きされるが、ワンタッチで保存も可能。保存時には1.5〜15倍の長時間モードへの変換も行なえる。

チャンネル録画一覧

見たいところ再生、4K動画バックアップなどの新機能

 上記はDMR-BRG2010の6チューナの特徴だが、その他の主な仕様は新DIGAで概ね共通。DMR-BRZ1010はトリプルチューナモデル、DMR-BRW1010/510はダブルチューナ、DMR-BRS510はシングルチューナとなり、最大15倍の長時間録画や外付けUSB HDD録画に対応し、SeeQVaultもサポートしている。

 「新番組おしらせ」も搭載し、番組表立ち上げ時に、新番組をポップアップで通知。リモコンの[新番組]ボタンを押して、新番組の内容や出演者情報を確認できるほか録画予約が可能。表示ジャンルの変更や放送波の絞り込みも行えるため、地デジドラマ改編期には、[地デジのドラマ]、アニメの改編期には[地デジのアニメ]といった新番組をまとめてチェックし、録画予約が行なえる。

CMもスキップ「見たいところ再生」

 録画/再生系の主な新機能は、前述の「新番組おしらせ」に加え、「見たいところ再生」だ。

見たいところ再生

 見たいところ再生は、録画番組を、オープニングやCM、本編、本編(音楽演奏のみ)、次回予告などの要素ごとに分割。例えばCM箇所を自動スキップしたり、演奏シーンだけ再生する、といったように、見たいところだけを選んで再生できる。初期設定ではCMスキップになっている。

「見たいところ再生」の設定
シーン一覧を利用

 利用には、DIGAのネットワークサービス「DIMORA/MeMora(ディモーラ・ミモーラ)」の機器登録が必要。また、番組放送後に作成したメタデータを利用し、見たいところ再生を行なうため、放送終了直後は利用できない。なお、見たいところ再生対応の放送波は地上デジタルのキー局のみで、BS/CSや地方局は非対応となる。

4K動画バックアップ、ハイレゾ直接再生

 従来モデルと同様にNAS/ホームサーバーとしても利用可能で、新たにDIGAに保存した4K撮影動画や音楽をBDやSeeQVault対応HDDにバックアップ可能となった(シングルチューナ機BRS510は非対応)。4K/30pまでのパナソニックのビデオカメラ/デジタル一眼の録画ファイルをDIGAにコピーした後、BDやSQV HDDにバックアップできる。

4K動画取り込みやハイレゾ対応強化

 BDの場合、BDへの4K動画記録フォーマット等は規定されていないため、データファイルとしてBDにダビングする形となるが、2015年以降に発売したDIGAであれば、BDからDIGAへの4K動画の書き戻しが行なえる。

 また、ハイレゾサーバーとしても動作(BRS510を除く)。DSDやFLAC、Apple LosslessなどのファイルをPCなどからDIGA上にコピーして、DLNAサーバーとして動作。従来はサーバーとして動作するのみで、ファイル操作や再生指示のためにDLNAアプリ等が必要だったが、新DIGAでは本体で選曲して再生可能となった(出力はHDMIのみ)。

 従来モデルと同様にハイレゾ音楽配信サービス「e-onkyo music」の購入楽曲を自動ダウンロードする機能も備えている。

メインメニューに[音楽を聞く]を追加
DIGAからハイレゾファイルを再生

 出力はHDMI 1系統で、4K 24p/30p出力に対応。4Kダイレクトクロマアップコンバートを搭載し、オリジナルの色信号(2K/4:2:0)から、4K信号(4K/4:4:4)に一回のクロマ処理でアップコンバートし、記録情報を最大限に活かした4K映像を出力する。マスターグレードビデオコーディング(MGVC)にも対応する。

スマホアプリに番組表内蔵。リモート視聴も

 家庭内のタブレットやスマートフォンからDIGAの放送/録画番組を視聴できる「お部屋ジャンプリンク」にも対応。Andorid/iOSアプリ「Media Access」を使ってDIGAの放送/録画番組を視聴可能で、NexTV-Fのリモート視聴にも対応。外出先でもDIGAの番組を視聴できる。

スマホでDIGAの放送中、録画番組再生
2番組の同時配信に対応

 なお、DMR-BRG2010/BRZ1010は、録画中でも2系統の同時のお部屋ジャンプリング配信が行なえる。外出時のリモート視聴では、150kbpsのパケット節約モードを使うことで、低ビットレートでも安定した画質で番組を楽しめるとする。

 Media Accessも新DIGA発売にあわせてアップデート。新たに番組表を統合し、Media Accessアプリ内で録画予約を実行できるようになった(従来はMedia AccessからDIMORAサイトにアクセスして録画予約)。また、放送予定番組のオススメ機能も追加。新番組の見逃しなどを防ぐよう配慮されている。

Media Accessでの番組予約に対応

 アクトビラなどの映像配信サービスに対応。また、DMR-BRG2010/BRZ1010はNetflixとYouTubeも視聴可能となっている。

DMR-BRG2010/BRZ1010のリモコンに[NETFLIX]ボタン
DMR-BRS510のリモコン

DMR-
BRG2010
DMR-
BRZ1010
DMR-
BRW1010
DMR-
BRW510
DMR-
BRS510
HDD容量 2TB 1TB 1TB 500GB 500GB
デジタル
チューナ
6 3 2 1
HDMI出力 1
出力端子
(HDMI以外)
光デジタル
音声×1
アナログ音声
(RCA/2ch)×1
アナログ音声
(RCA/2ch)×1
入力端子 コンポジット×1、アナログ音声(2ch)×1
i.LINK(BRG2020/BRZ1010のみ)×1
-
USB 2(USB 3.0×1
USB 2.0×1)
2(USB 2.0×2)
SDカード
消費電力 約25W 約21W 約19W 約16W 約15W
外形寸法
(幅×奥行き
×高さ)
430×179
×45mm
430×179×41.5mm
重量 約2.5kg 約2.1kg 約2.1s 約1.8s 約1.8s

(臼田勤哉)