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アイ・オー、10万円を切る4K/60p対応40型ディスプレイ。28型4Kは約59,800円

 アイ・オー・データ機器は、4K/60p入力に対応する40型/28型の4K液晶ディスプレイ2モデルを12月下旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は40型「LCD-M4K401XVB」が92,000円前後、28型「LCD-M4K282XB」が59,800円前後。いずれもHDCP 2.2対応のHDMI入力とDisplay Port入力を備え、4K放送などの表示に対応する。

40型4Kディスプレイ「LCD-M4K401XVB」
28型4Kの「LCD-M4K282XB」

 どちらも9月開催の「東京ゲームショウ 2015」において同社ブースに展示されていたモデルで、発売時期と価格、詳細な仕様が決定した。

PC用やリビングディスプレイにも使える40型モデル

 40型「LCD-M4K401XVB」はパソコン用モニターのほか、リビング用ディスプレイとしての利用も想定したモデル。市販のテレビのデザインを参考にしたスタンドを備えている。

LCD-M4K401XVB

 3,840×2,160ドットの4K VAパネルを採用し、表面はハーフグレア。バックライトはLEDで、輝度は350cd/m2。コントラスト比は5,000:1。視野角は上下左右178度、応答速度は8.5ms(グレー to グレー)で、オーバードライブ機能オン時は2.6ms(同)。

背面
側面

 4K60p/HDCP 2.2に対応したHDMI入力とDisplay Port入力を1系統ずつ装備。別途用意した4K放送用チューナや4K出力対応のBDレコーダを接続でき、4K映像コンテンツが楽しめる。

4K/60pで映像入力されていることがOSDメニュー最下部に表示される
HDMI CEC対応でメニューからオン/オフ操作が可能

 超解像技術を備え、HDなどの映像も解像感を高めて表示可能。10bitカラーにも対応。HDMIまたはDisplayPortを使い、対応グラフィックカードとソフトを利用してなめらかな階調表現を実現できるという。

 PinP(Picture in Picture)や、PoP(Picture Out Picture)による2画面表示機能を装備。そのほかブルーライト低減率を5段階調整できる「ブルーライトリダクション」も備え、目の負担を低減できるとする。

付属のリモコン

 入力端子はHDMI×3(1系統はMHL兼用)とDisplayPort×1、アナログRGB×1。HDMI CEC対応で付属リモコンから一部操作や電源連動に対応する。ステレオミニの音声入力とヘッドフォン出力、6W×2ch出力のスピーカーも装備。左側面にはヘッドフォンホルダーを備え、ヘッドフォンを掛けられる。使用しない時はスライドして格納できる。

 最大出力3Aの給電用USB端子を1基搭載。HDMIスティック型デバイスやスマホなどへの給電が行なえる。別売のHDMIスティック型PCと壁掛け用VESAマウント(200mmピッチ)を組み合わせることで、デジタルサイネージとして利用するといった使い方も想定している。

最大3AのUSB給電ポートを背面に1基備える
HDMIスティック型PCに給電しているところ

 画面下部にOSDメニュー操作用のボタンを備える。消費電力は最大108Wで、通常使用時65.5W、待機時0.4W。スタンドを含む外形寸法/重量は、906×228×567mm(幅×奥行き×高さ)/12.4kg。1.8mのHDMIケーブルやDisplayPortケーブルなどが付属する。

左側面にヘッドフォンホルダーを装備
画面下部にOSDメニュー用のボタンを搭載

28型モデルはAMD「FreeSync」対応。ピボット機構も

 28型「LCD-M4K282XB」は、映像コンテンツやゲーム、ビジネス用途での利用を想定したモデル。130mmの高さ調整とディスプレイ部を90度回転させるピボット機構を備えるスタンド部を備える。

LCD-M4K282XB

 液晶パネルは3,840×2,160ドットの4K TNパネルで、バックライトはLED。輝度は300cd/m2で、コントラスト比は1,000:1。視野角は上下160度、左右170度。応答速度は5ms(グレー to グレー)で、オーバードライブ機能オン時は2.2ms(同)。

背面
側面
OSDメニューでFreeSyncテクノロジーのオン/オフ操作が可能

 4K60p/HDCP 2.2に対応したHDMIとDisplay Portを1系統ずつ装備。DisplayPort接続時はAMDの「FreeSyncテクノロジー」にも対応し、対応GPUと組み合わせることでリフレッシュレートを制御。ディスプレイとコンテンツを同期させ、ティアリングやスタッタリングを抑えられる。

 超解像技術を備えるほか、HDMIまたはDisplayPort接続時になめらかな階調表現を実現する10bitカラーに対応。PinP、PoPによる2画面表示機能も備える。

 画面のちらつきを抑えたフリッカーレス設計を採用。ブルーライト低減率を調整できる「ブルーライトリダクション」も備え、目の負担を低減できるとする。

 入力端子はHDMI×3(1系統はMHL兼用)とDisplayPort×1、アナログRGB×1。ステレオミニの音声入力、ヘッドフォン出力、3W×2ch出力のスピーカーを装備する。

 最大出力3Aの給電用USB端子を1基備え、HDMIスティック型デバイスやスマホなどへの給電が行なえる。手持ちのHDMIスティック型PCと組み合わせ、縦表示にしてデジタルサイネージに利用するといった使い方も想定している。

 画面下部にOSDメニュー操作用のタッチセンサーを備える。消費電力は最大77Wで、通常使用時34.5W、待機時0.5W。スタンドは左右160度、チルト5~23度の範囲で調整可能。スタンドを含む外形寸法/重量は663×245×427~557mm(幅×奥行き×高さ)/8.3kg。HDMIケーブル(1.5m)やDisplayPortケーブル(1.8m)などが付属する。

最大3AのUSB給電ポートを1基搭載
画面下部にOSDメニュー用のタッチセンサーを装備

(庄司亮一)