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アップル、録音すると自動で曲に仕上げるアプリ「Music Memos」。GarageBand新機能も

Music Memos

 アップルは、音楽制作向けの新アプリとして、思いついたアイディアを録音すると自動でドラムやベースを加えて1つの曲にする「Music Memos」を1月20日より無償で提供開始した。iOS 9.1以降に対応し、iPhone 4s以降およびiPad 2以降で利用できる。

 また、音楽制作アプリの「GarageBand」をVer.2.1にアップデートし、新機能としてDJのように音楽を作れるという「Live Loops」や、「Drummer」を追加した。容量32GB以上のiOS端末に付属するほか、iOS 9以降の対応端末の既存ユーザー向けに無償でアップデート提供。それ以外のユーザーには、App Storeにおいて600円で販売する。

Music Memos

録音画面

 新しい曲のアイディアを思いついた時に、アコースティックギターやピアノ、ボーカルなどを録音すると、そこからテンポやリズム感、コードを自動で感知し、その録音に合ったドラムやベースのリズムセクションを加えて聴くことができるアプリ。また、ギターのチューナとしても利用できる。

 録音は非圧縮で行ない、そのメロディを自動的に分析して小節と予測されるコード名を表示。一部分のコード名を変更したり、詳しい情報を追加することもでき、コードやリズムを編集すると、ドラムとベースの演奏もそれに合わせた形に変更される。録音したサウンドの始めの部分と終わりの部分から、不要な部分をトリミング可能。コメントや、歌詞のアイデア、ほかのギターチューニング、カポの位置も記録できる。

詳細な編集なども可能
作った曲をレーティング

 作った曲のアイディアは名前を付けて保存でき、タグを付けて後から探しやすくすることも可能。ヴァース、コーラス、メロー、エネルギッシュなどのキーワードを使ったり、オリジナルのタグを追加できる。曲のアイデアに星1〜5個のレートも付けられる。

 曲のアイディアを、SoundCloudやYouTube、Apple Music Connectに投稿することも可能。メールで友人などと共有できるほか、iCloud Driveへの保存に対応し、手持ちの他のiOS端末からもアクセス可能。iOS用のGarageBandで開いて、音源の追加などが行なえるほか、Macに書き出して、GarageBandやLogic Pro Xでマルチトラック音楽制作もできる。

GarageBandアップデート

 新機能として、「Live Loops」と「Drummer」を追加。また、iPad Proの大型スクリーンや、iPhone 6sやiPhone 6s Plusの3D Touch機能にも対応した。

 「Live Loops」は、マルチタッチジェスチャーで音源ループやDJスタイルのエフェクトをリアルタイムでトリガして音楽を作成できる機能。iPhone 5/iPhone 5c/第4世代以降のiPadで利用できる。また、「Drummer」は、曲のディレクションを示しながら、アコースティックやエレクトリックのリアルなグルーブを叩き出せるという機能。Ver.2.1の新機能は下記の通り。

GarageBand
Ver.2.1の新機能・

・Live Loopsの追加
・Drummerの追加
・Touch Instrumentのコントロールノブの調整をリアルタイムで記録
・オートメーションカーブを作成/編集してトラックの音量を制御
・シンプルEQやCompressorを使ってTouch Instrumentやオーディオ録音のサウンドを編集
・ベースギターをつないで、ビンテージやモダンなベース・アンプ・リグを演奏可能
・1,200以上の新しいApple Loopsやサウンドを追加
・最大32トラックまで同時に録音可能
(iPhone 5s/iPad Air/iPad mini 2以降のデバイス。マルチトラック録音には対応の他社製オーディオインターフェイスが必要)
・Audio Unit機能拡張により、他社製の音源Appを曲で使用可能
(互換性のある他社製Audio Unit機能拡張音源Appが必要)
・iCloud Driveを使ってGarageBandプロジェクトを直接読み込み/書き出し可能
・ポリフォニックアフタータッチ対応のキーボードのサウンドを3D Touchで演奏可能
(iPhone 6s/iPhone 6s Plusで使用可能)

(中林暁)