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AKM、11.2MHz対応のハイエンドADC「VERITA AK557x」

 旭化成エレクトロニクス(AKM)は26日、DSD 11.2MHz対応のハイエンドADコンバータ(ADC)「VERITA AK557xシリーズ」を発表した。2chの「AK5572EN」、4chの「AK5574EN」、6chの「AK5576EN」、8chの「AK5578EN」を用意し、2/4/8chは販売中、6chは4月に発売する。

Premium ADC VERITA AK5578EN

 AVアンプや、ミキサーやマルチチャンネルレコーダなどでの利用を想定したAKMハイエンドのADC。768kHzまでのPCM出力と、11.2MHzのDSD出力などハイレゾ対応で、「ハイレゾリューション音源の録音に最適」としている。

 独自のVELVET SOUNDアーキテクチャを採用。S/N 121dBクラスのADCとしては業界最高水準という低歪-112dBを実現する。チャネル加算機能も備え、最大でS/N 130dB(AK5578EN:8 to 1 mode時)とダイナミックレンジを向上している。IRDフィルタを4種類備えている。

 デジタル出力はTDMインターフェイスをサポートし、デイジーチェーン接続が可能。ミキサーやマルチコンソールレコーダ、多チャンネル収録システムの設計も容易という。

 消費電力は148mW(AK5572)/275mW(AK5574)/411mW(AK5576)/536mW(AK5578)。パッケージは、48ピン QFN 7×7mm(AK5572/AK5574)、64ピン QFN, 9×9mm(AK5576/AK5578)。

(臼田勤哉)