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DJI、ドローンの機体修理や盗難に備える新保険。オリジナル製作機も対象に

 DJI JAPANは、同社製ドローン(マルチコプター)や、DJI製フライトコントローラーを利用したオリジナルドローン向けの「動産総合保険」を24日より発売した。操作ミスで機体が損傷した際の修理費用や、買い替え費用、代替機レンタル代などを補償する。取扱代理店はエアロエントリー。保険発売にあたり、三井住友海上火災保険と提携している。

DJI Phantom 4

 DJIでは現在、ユーザーが起こした事故の賠償責任を補償する「ドローン賠償責任保険」を発売している。新しい動産総合保険は、操作ミスや突風に煽られるなどして機体が損傷した際の修理費用や、盗難時の買い替え費用などを補償する。

 DJI製ドローン(完成品機体)のユーザーだけでなく、DJI製フライトコントローラーを利用したオリジナル製作の機体のユーザーでも加入できる。ドローンに搭載するジンバル、伝送装置、カメラ、センサーなどについては、メーカーを問わないとする。

 同保険ではプランA/B/Cの3種類を用意。プランAは、ドローンが衝突/落下事故を起こして機体が損傷した際の修理費用や、買い替え費用、捜索・回収費用といった基本補償のみに対応する。「保険料を抑えたエコノミープラン」という位置づけで、年間保険料は保険金額の5%。

 プランBは、上記の基本補償に加えて、事故の際の臨時出費に充てられる臨時費用保険金を追加したスタンダードプラン。年間保険料は保険金額の6%。

 プランCは、基本補償と臨時費用保険金に加え、代替機を賃借する費用を補償する代替機賃借費用保険金を追加したワイドプラン。年間保険料は保険金額の7%。

DJIの動産総合保険による補償内容の詳細と保険料

 いずれもDJI JAPANを契約者とし、補償を受けるユーザーを加入者とする団体保険制度を採用。スケールメリットを活かし、加入しやすい保険料水準を実現したという。

(庄司亮一)