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米Sony、1型/24~600mmの光学25倍ズーム搭載デジカメ「RX10 III」。4K動画も

 米Sonyは1インチのセンサーや、焦点距離24~600mmの新開発光学25倍ズームレンズ、4K動画撮影機能を備えたデジタルカメラ「RX10 III」を5月に米国で発売する。価格は1,500ドル。国内での発売は未定。

RX10 III

 センサーはメモリー一体型で積層型の1型、2,010万画素のExmor RS CMOSを搭載。映像処理に「BIONZ X」を搭載している。

 最大の特徴は、35mm換算で24~600mmの25倍、ZEISS Vario-Sonnar T*レンズを採用している事(RX10 IIは24~200mmの光学8.3倍)。明るさはF2.4~F4。スーパーEDレンズ、EDレンズなどを用いて、高コントラストでシャープ描写を追求。コーティングでフレアやゴーストも最小化しているという。0.09秒で合焦できるという高速なオートフォーカスも搭載する。

センサーは積層型の1型、2,010万画素のExmor RS CMOS

 光学手ブレ補正機能も備え、シャッタースピード換算で最大約4.5段分の補正効果があるという。

 動画は最高3,840×2,160ドットの4Kで撮影可能。モアレやジャギーを低減するため、4K録画に必要な情報量よりも1.7倍多くの情報をセンサーから全画素読み出しし、4K解像度で記録する。XAVC Sの最高100Mbpsで記録可能。フルHDで最大50Mbpsの録画も可能。最高960fpsのスーパースローモーション撮影にも対応する。

 広いダイナミックレンジでの記録ができるS-Log2 ガンマ、S-Gamut、タイムコードなどにも対応。モニタリング用のヘッドフォン出力も装備する。

 人間工学に基づいたデザインの筐体を採用。約235万画素のOLEDファインダーも装備。無線LANも搭載し、NFCもサポートする。

(山崎健太郎)