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東芝、HDR制作向けに機能強化した4Kモニター「65Z20X HDRプロ」

 東芝ライフスタイルは、4K液晶テレビ「REGZA 65Z20X」をベースに、HDR映像制作業務向けの仕様を盛り込んだ「65Z20X HDRプロフェッショナルモデル」の受注を5月上旬より開始する。BtoB向けの受注生産で、価格は公表していない。

65Z20X HDRプロフェッショナルモデル

 放送や映像制作業者を対象とし、民生用の65Z20Xをベースモデルとしながら業務用の機能を追加、調整した製品。Ultra HD Blu-rayなど、HDMI接続時のHDRのフォーマットコンテンツ入力や、本体のメディアプレーヤーへのHDRフォーマットコンテンツ入力に対し、映像のEOTFや、色空間、ピーク輝度の設定をマニュアルで指定可能とした。また、入力映像に付加されたHDR関連情報を画面表示可能としたことで、HDRフォーマットコンテンツの映像編集・確認を行なう際に活用できるという。

 EOTF(Electro-Optical Transfer Function)は、入力信号から自動判別する[オート]と、[SDR]、[ST2084]、[Future EOTF]から選択可能。色空間は、[BT.709]、[BT.2020]、[オート]を、ピーク輝度は[オート]、[1000nit]、[4000nit]、[10000nit]が選択できる。

EOTFなど各種設定が可能に

(臼田勤哉)