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ハイエンドDAC「WDAC3」やポタアン「WMP-D2」など、Waversa Systems製品が国内販売

 zionoteは、韓国Waversa Systems(ウェイバーサシステムズ)製のDACなどの取り扱うWaversaSystems事業部を4月18日に設立。ハイエンドDAC「WDAC3」や、ポータブルDAC「WMP-D2」などの製品を日本で販売する。

WDAC3

 Waversa Systemsは、これまで医療機器、セキュリティ機器などを主に開発してきた電子光学博士を中心とした韓国メーカー。社名は、Wave(音、信号など)と、Versatile(多才、万能など)を組み合わせたもの。

Waversa Systemsのロゴ

 「WDAC3」は、従来のWDAC1、WDAC2に続くハイエンドDACの新製品。デュアルプロセッサを採用し、新しいデジタル信号処理アルゴリズムを追加したほか、モジュラー入力方式も採用した。音質は、「ハイエンドアナログサウンドを志向する自然なサウンド(Effortless)」としている。

WDAC3の内部

 「WMP-D2」は、高精度アルゴリズムWAP(x9処理エンジン)を搭載したポータブルヘッドフォンアンプ。様々なヘッドフォンやイヤフォンの特性に自動でマッチングするというコントロールシステムを備えるほか、高精度なDual MEMSクロックなどを装備。デジタル/アナログともにフルバランス設計で、出力はバランスとアンバランスに対応する。

 DACチップは384kHz/32bit対応の「ES9018K-2M」を搭載。アナログ出力はディスクリート設計。4~8Wの高い出力を持つ。SN比は135dB、周波数特性は5Hz~180kHz。4,000mAhのバッテリを内蔵する。

WMP-D2

 “1,000ドルクラス”に分類される「WMiniDAC」は、384kHz/24bitとDSDネイティブ対応のESS製DACチップを搭載。フルバランス回路構成で、44.1kHz/48kHz独立MEMSクロックも搭載。ジュラルミンの切削筐体に収められている。

WMiniDAC

 上記製品以外にも、「WMiniAMP」や「WMiniNAS」、「WSmartHub」という製品を順次販売する予定。

(中林暁)