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WOWOW、4K/HDRオリジナルドラマ第2弾「コールドケース」

フォーマット権を獲得し日本版を製作。舞台は神奈川

 WOWOWは、開局25周年企画として、人気ドラマ「コールドケース」の日本版を全10話で制作することを決定。2016年10月から、WOWOWのオリジナルドラマ枠「連続ドラマW」で放送する。日本版タイトルは「コールドケース~真実の扉~」。

 「コールドケース」は、2003年から2010年まで、全7シーズンにわたって米CBSで放送されていた刑事ドラマシリーズ。ペンシルベニア州のフィラデルフィアを舞台に、未解決の殺人事件(通称「コールドケース」)を解決する捜査チームを描く。未解決事件が起きた当時のヒット曲を劇中で使用する演出手法が視聴者から高い支持を得て、本国アメリカでは全シリーズの平均視聴者数が1,000万人を超えた。

 WOWOWは、ワーナー・ブラザースからコールドケースのフォーマット権を獲得し、日本版としてドラマ化。同作品がアメリカ国外で制作されるのは世界初。オリジナル版ではフィラデルフィアが舞台だったが、日本版では舞台を神奈川に移し、主人公の刑事とそのチームのメンバーが、毎話異なる未解決事件の真相をたどり、事件を解決してゆく。

 監督は波多野貴文。脚本は瀬々敬久。さらに、全編4K/HDR(ハイダイナミックレンで制作し、撮影監督はシン・ゴジラを手がけた山田康介を起用。カメラはRED Digital Cinemaの「WEAPON」で、テレビドラマでは日本初投入となる。古い回想シーンは、スーパー16mmフィルムで撮り下ろしし、デジタル処理で4K/HDR制作を行なう。WOWOWのオリジナルドラマの4K/HDR製作は2015年10月放送の「連続ドラマW 海に降る」に次いで2作目。

(臼田勤哉)