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フォステクス、3Dプリンタ成形のハイブリッドイヤフォン。FitEarの技術採用

 フォステクスは、ダイナミック型とバランスド・アーマチュア(BA)型のユニットを搭載したハイブリッド型イヤフォン「TE100」を6月上旬に発売する。価格は115,000円。4月29日~30日に東京・中野サンプラザで行なわれる「春のヘッドフォン祭 2016」にも展示される。

TE100

 ダイナミック型とBA型のユニットを備えたハイブリッド型のイヤフォン。FitEar(須山歯研)のエアーコントロール技術を採用し、ダイナミック型ドライバを使用するイヤフォンでは音作りが難しかったという、通気穴の無い高密閉/高遮音性を可能にした。外来ノイズに強く、ユニバーサルモデルながら広いダイナミックレンジと、豊かなプライベートリスニング環境を実現したという。

 ダイナミック型ドライバは独自モジュール化構成(特許第3798402号)で、密閉型では特にシビアとされる左右・個体ごとの差を減少。高精度3Dプリンタを使用し、複雑な形状のエアーコントロールシェルを1台ずつ製造した。これにより、大量生産の金型成形では不可能だったというアコースティックチューニングを実現したという。再生周波数帯域は10Hz~20kHz、感度は108dB、インピーダンスは17Ω。

 ケーブルは着脱式で、接続は2ピンタイプ。付属ケーブルは6N OFCで、長さは1.2m。ケーブルを除く重量は10g。イヤーピースはS/M/Lの3サイズと、ダブルフランジが付属。ペリカンケースやメッシュポーチ、クリーニングブラシも同梱する。

FitEarの技術を採用し、ハウジングは3Dプリンタで成形

(中林暁)