ソニー、ネットデバイスの新事業部門など機構改革

-ハンディカムなどイメージング事業も改革


6月30日発表

 ソニーは30日、7月1日付の人事機構改革を発表した。ハンディカムやサイバーショットなどのデジタルイメージング製品の機構改革が行なわれたほか、ネットワークサービス/製品関連でも部門新設が実施される。

 ネットワークサービスの共通化やネット対応製品などを手掛ける「ネットワークプロダクツ&サービスグループ(NPSG)」においては、ニューモバイル部門とモバイルシステム開発部門を統合し、「パーソナルデバイス事業部門」を新設する。同部門ではネットワーク対応のウォークマンなどの製品を展開。担当役員には業務執行役員SVPの根本章二氏が就任する。

 また、モバイル機器を全般を手掛ける「ネットワークモバイルセンター」、PlayStation Networkをはじめソニーグループのネットサービス全般を統括する「ネットワークサービスプランニング部」、構造改革を担当する「トランスフォーメーション室」も新設した。ネットワークモバイルセンターのセンター長には、VAIO事業本部長でデピュティプレジデント 業務執行役員SVPの鈴木国正氏が就任する。

 エレクトロニクス中核製品事業とデバイス製品を統括する「コンスーマープロダクツ&デバイスグループ(CPDG)」は、ハンディカムやデジタルカメラなどのイメージング&サウンド事業本部も改革。

 パーソナルビデオ事業部とパーソナルイメージング事業部、AMC事業部を改組し、ハンディカムなどを担当する「イメージング第1事業部」とサイバーショットの「イメージング第2事業部」、αの「イメージング第3事業部」を新設したほか、米国で発売したネット対応ビデオカメラ「Webbie」のような新規の製品の企画開発を行なう「イメージング第4ビジネス部門」を設立した。


(2009年 7月 1日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]