米Apple、iPod販売減。MacとiPhoneは前年比増

-第4四半期決算。過去最高の四半期利益


19日(現地時間)発表

 米Appleは19日(現地時間)、2009年度第4四半期(7~9月)決算を発表した。売上高は前年同期比で19億7,000万ドル増の98億7,000万ドル、純利益は5億3,000万ドル増の16億7,000万ドルとなった。希薄化後の1株当たり利益は1.82ドル。売上総利益率は前年同期から1.9ポイント増の36.6%。米国市場以外の売上比率は46%。

 製品別の販売台数については、iPhoneは前年同期比7%増の740万台、Macintoshも同17%増の305万台となった。一方で、9月9日以降順次新モデルが出荷されたiPodについては、1,020万台と前年同期比8%減となり、公表以来初の四半期ごと販売台数減少となった前期から引き続き前年を下回った。

 スティーブ・ジョブズCEOは「これまでのどの四半期よりも多くのMacとiPhoneを販売したことをとても嬉しく思います。ホリデーシーズンに向け、非常に強力なラインナップを用意しているほか、2010年にも本当に素晴らしい新製品が出番を待っています」とコメント。また、CFOのピーター・オッペンハイマー氏も「今期の業績に満足している。通年では、かつてない困難な時期にあって、売上高が12%、純利益が18%伸びた」と報告している。


(2009年 10月 20日)

[AV Watch編集部 古川 敦]