オヤイデ、「TUNAMI」シリーズのアナログ音声ケーブル

-RCA/XLRモデル。レコード用ヘッドシェル新製品も


端子がRCAの「TUNAMI TERZO RR」

11月20日発売

標準価格:15,540円~36,330円


 株式会社小柳出電気商会(オヤイデ)は、オーディオケーブル「TUNAMI TERZO」2製品と、カーボンFRP製のレコードプレーヤー用ヘッドシェル「HS-TF」を11月20日に発売する。

 オーディオケーブルは、端子がRCAの「TUNAMI TERZO RR」と、XLRの「TUNAMI TERZO XX」を用意し、価格は下表の通り。ヘッドシェル「HS-TF」の価格は15,540円。

製品名端子長さ価格(ペア)
TUNAMI TERZO RRRCA0.7m23,100円
1m26,040円
1.3m28,350円
TUNAMI TERZO XXXLR0.7m31,500円
1m34,440円
1.3m36,330円
ケーブル延長

5,040円/50cm

50mボビン巻き252,000円
切り売り5,040円/1m


■ オーディオケーブル「TUNAMI TERZO」

 これまで電源ケーブルやスピーカーケーブルなどで展開してきた「TSUNAMI Series」の“最終章”というアナログ音声ケーブル。シリーズのコンセプトを継承し、基本的な素材や構造を変えることなく、音声信号専用に設計したという。

XLRプラグの「TUNAMI TERZO XX」ケーブルの構造

 基本構造は2芯パラレルレイアウトで、導体にはPCOCC-Aを採用。3層の反転同芯撚り構造で、導体径は1.25sq。ランダムな隙間を排除するため、横巻きのシールドを用いている。

 ノイズ対策として4層のシールドを施し、外来ノイズや内部発生ノイズ、振動によるスパークノイズを遮断するという。外装のカラーはパールホワイト。

 RCAモデルの端子部には、プラチナ + ロジウムメッキコンタクトの「GENESIS」を装着。また、XLRモデルにはシルバー + ロジウムメッキコンタクトで、オリジナルのワンタッチプッシュプル機構を備えた「FOCUS-1」を装着している。



■ ヘッドシェル「HS-TF」

 レコードプレーヤーのカートリッジとアームを接続するヘッドシェルの新製品。カーボンにテキサリウムを加えた振動分散型のハイブリッド構造を採用。「レコード盤を疾走する白豹の如く、カートリッジのトレーサビリティを正確無比にアシストする」という。

HS-TF

 13層のカーボンクロスと表裏各1層のテキサリウムクロスの計15層をエポキシ樹脂で硬化させた厚さ4mmのシェルと、アルミカップリングに30%のガラスフィラー混合PBT樹脂を圧入したソケットを使用。コンタクトピンは、真鍮にロジウムメッキを施したものを使用する。

 この製品向けに最適化されたPCOCC-Aリードワイヤー「HSR-CU Special Edition」も付属。盤面からの情報を余すこと無くトーンアームに伝えるという。

 外形寸法は56×20×15.9mm(幅×奥行き×高さ/指受け部を除く)。付属のシェルリードワイヤーを含む重量は10.7g。2種類のアルミネジが付属する。



(2009年 11月 13日)

[AV Watch編集部 中林暁]