NXPの液晶TV向けプラットフォームが21:9に対応


12月16日(現地時間)発表


 蘭NXPセミコンダクターズ(NXP)は、液晶テレビ向けの半導体プラットフォーム「TV550」で、アスペクト比21:9の液晶パネルに対応すると発表した。1月に米国ラスベガスで開催される「2010 International CES」において、TV550を使った21:9ディスプレイのデモを行なう。

 21:9の液晶テレビはPhilipsが「Cinema 21:9」を発売しているが、TV550が21:9をサポートすることで、統合された単一のチップで21:9ディスプレイを実現できるため、より手ごろな価格で消費者に提供可能となるという。

 NXP TV550は、独自のMAPP2(Motion Accurate Picture Processing)技術を単一のチップに搭載したデジタルTVプラットフォーム。これによりミッドレンジのテレビで優れた画質のHDテレビと、インターネットコンテンツ表示が可能になる。45nm SoCを基盤にし、DVB-Tや、H.264デコード、HDMI受信、デジタルSD/HDコンテンツのデコード、インターネット接続などの機能をサポートする。


(2009年 12月 21日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]