フェイス、コロムビアの筆頭株主に。音楽事業など拡大へ

-楽曲資産活用など「コンテンツ流通に新たな仕組み」


1月21日発表


 動画/音楽配信サービスの開発などを行なうフェイスは21日、コロムビアミュージックエンタテインメントの株式を取得し、筆頭株主になったと発表。コロムビアはフェイスグループ傘下となり、音楽ビジネス拡大などを図る。

 フェイスは、コロムビアの筆頭株主であるアールエイチジェイ インターナショナル エスエイと、関連会社のリップルウッド ニッポン コロムビア パートナーズ 2 L.P.が持つ優先株式と普通株式の全てを、1月21日付けで取得。フェイスの持株比率は39.14%となる。4月6日開催予定の臨時株主総会での承認を経て、フェイスの平澤創社長がコロムビアの取締役会長に就任する予定。

 今回の資本提携により、両社の音楽関連サービスを連携させるほか、映画やショートコンテンツなどの映像関連事業、オンラインゲーム事業などでシナジーを見込む。コロムビア所属のアーティストのブランディングやヒット作品の創出、楽曲資産の活用などを積極的に進めるという。

 フェイスグループは、「マルチコンテンツ&マルチプラットフォーム戦略を加速し、新たなコンテンツ流通のしくみ作りを推進する」としており、具体的な施策については詳細が決まり次第、発表するという。



(2010年 1月 22日)

[AV Watch編集部 中林暁]