ギフトショー開幕、薄型ビデオカメラやポータブル用グッズ多数
-ディズニー展示会も併催。ミッキーの足型三脚など
贈答用製品や、生活雑貨などを扱う国内のメーカー・輸入商社・欧米メーカーなど、約2,200社が参加する国際見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー春 2010」が東京ビッグサイトで開催されている。会期は2月2日~5日。入場は無料(事前登録制)だが、国内外の流通関係者を対象としたイベントとなる。
東京ビッグサイトの東展示棟、西展示棟の全ホールとアトリウムも活用し、来場者20万人を見込む非常に大規模なイベントであり、展示製品も洋服や文房具、玩具、雑貨、キッチン用品、ペット用グッズなど、多彩なジャンルの製品が展示されている。
ここではAV関連機器をピックアップすると共に、特別企画として併催されているディズニー関連商品の総合展示会「2010 DCP EXPO」内のAV関連機器も紹介する。
ギフト・ショーの中で「2010 DCP EXPO」も開催されている |
■ ケンコー
会場に大型ブースを構えたケンコーでは、天体望遠鏡やカメラ用品などを展示する一方、ビデオカメラやデジタルフォトフレームなども紹介。その中で、縦型のHDビデオカメラを参考出品した。
現在発売中の縦型モデル「VS20FHD」(最高1,440×1,080ドット/30fps/H.264 MOV撮影対応)の後継モデルとして検討されているもので、具体的なスペックや発売時期などは未定。非常に薄型なのが特徴で、各部に「Full HD 1,920×1,080」、「5.0 megapixel」などの文字が記されている。
ほかにも、横型でフルHD(1,920×1,080ドット/30fps、MPEG-4 AVC/H.264)録画が可能な「VS50FHD」など、現行ビデオカメラを一堂に展示している。
参考展示された縦型のビデオカメラ | ||
参考展示モデルのブラックタイプ | 現行ラインナップも展示された |
さらに参考出品として、ヘルメットなどに装着できるスポーツ用ビデオカメラも紹介。VGA解像度のMotionJPEGが撮影できるもので、記録媒体にmicroSDを採用しているのが特徴。周囲の音を検知して自動で録画を開始し、音が無くなると録画を停止するモードも備え、例えば自転車などに乗った際に「走り出して風切音を検知すると録画を開始」といった使い方も可能。ヘルメットだけでなく、腕に装着するためのアームバンドも用意するという。今春発売予定で、価格は1万円台前半程度になる見込み。
ヘルメットなどに装着できるスポーツ用ビデオカメラも参考展示 | 記録媒体にはmicroSDを採用している |
監視カメラにもなる「EYE-POPPER」 |
フォトフレームで写真の撮影が楽しめるほか、動体検知機能も備えており、留守中の室内のセキュリティや、ペットの監視などに使用可能。動体を認識すると自動的に検知10秒前からの画像を記録。1秒間に1フレームの間隔で連続撮影でき、帰宅後に画像をチェックできる。ネットワーク経由で利用者に知らせるようなシステムは入っていない。サイズは7インチで、解像度は800×480ドット。2月24日発売で、価格はオープンプライス(実売3万円程度の見込み)。
ほかにも、静止画に加えてMP3/WMAの音楽、MotionJPEG、AVI、MOV、MP4、MPEG-4などが再生できる、7インチモデル「KDF072」から、音楽/動画機能を省いて低価格化したモデルや、ロボット型のフォトフレームなども参考出品している。
下段の一番右が現行のKDF072。下段一番左が参考出品された低価格モデル | より小型の低価格モデル(左)も検討されている。右はロボット型フォトフレーム | 超小型LCOSプロジェクタ「REGXIA」のデモも行なわれた |
さらにケンコーは、ディズニー関連商品の「2010 DCP EXPO」にも出展。前述の7インチフォトフレーム「KDF072」のディズニーバージョンも参考出品した。ミッキーマウスのお腹にディスプレイがあるイメージで、画面上部にはミッキーとミニーもあしらわれている。
また、コンパクトデジタルカメラ用周辺機器として、ミッキーとミニーをイメージしたミニ三脚も展示。フレキシブルに曲がるチューブを使った製品で、ミッキーとミニーの下半身をイメージ。ちゃんと靴も履いているのがポイント。
KDF072をベースにしたミッキーモデル | ミッキーとミニーをイメージしたミニ三脚。靴もはいている |
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【2009年12月22日】ASKA、「留守番機能」搭載のデジタルフォトフレーム (デジカメWatch)
~RAWデータの表示にも対応
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091222_338831.html
■ 2010 DCP EXPO
リックスのブースでは、第5世代iPod nano用ジャケット「iJacket」を紹介。ミニーマウスやドナルドダック、くまのプーさんなど、様々なキャラクターを用意している。最大の特徴は、TPU(熱可塑性ポリウレタン樹脂エラストマー)をホイール部分に使っている事で、ホイールを覆うようにミニーの顔などがデザインされているが、ジャケットを着けたままホイール操作ができる。iPod用ジャケットでは、ホイール部分がくり抜かれている物が多いが、同素材を使う事で、より自由度の高いデザインを可能にしている。量販店などで1,780円程度で販売中。
第5世代iPod nano用ジャケット「iJacket」。ミニーの顔の下にホイールがあるが、ジャケットの上から指を触れても、きちんとホイール操作ができる |
さらにリックスでは、ハウジングと接続端子部などにミッキーのシルエットをあしらった、携帯電話接続用のカナル型(耳栓型)イヤフォンも3月に発売予定。価格は2,480円。カラーはブラック、ゴールド、ブルー、クリア、ピンクを用意する。さらに、片耳用のBluetoothイヤーセットのミッキーモデルも4,980円で販売されている。
接続端子やハウジングにミッキーのシルエットをあしらったカナル型イヤフォン | Bluetoothイヤーセットにもミッキ-モデルを用意 |
レイ・アウトもウォークマンやiPod用の各種ケースを多数出展。ターゲットとして若い女性を意識しているウォークマン「NW-S740/S640」向けのシリコンジャケットでは、ミニーがあしらわれた「RT-DSS47A/MN」が人気だという。iPod用では、カットクリスタルでミッキーマウスの形をデザインしたiPod nano向けイヤフォン「RT-DE2シリーズ」をアピールしている。
左から2番目が「RT-DSS47A/MN」 | カットクリスタルでミッキーマウスの形をデザインしたiPod nano向けイヤフォン「RT-DE2シリーズ」 |
ラナのブースでは、スティッチやトイ・ストーリーに登場するエイリアンの形をした、CDラジオを展示。スティッチは既に発売中だが、エイリアンは5月頃に発売予定。参考出品としてくまのプーさんのCDラジオも出展していた。スティッチとエイリアンは耳が、プーさんは足の裏がスピーカーになっている。
左がスティッチ、右がトイ・ストーリーのエイリアン | 右がくまのプーさんCDラジオ | プーさんの足の裏がスピーカーになっている |
(2010年 2月 4日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]