中学生の1日の平均TV視聴時間は平日で2時間47分

-栄光ゼミナール調査。ワンセグ利用率は6割超


2月26日発表

 栄光ゼミナールは、「中学生のテレビ視聴」に関する調査結果を公表した。

 同調査結果は、ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする中学生1~3年生の男女を対象に2月5日から9日まで行なったインターネット調査(モバイルリサーチ)をまとめたもの。有効回答数は1,000サンプル。

 中学生1,000人に、1日にどれぐらいテレビを見ているかを聞いた質問では、平日で最も多かったのが全体の22%が回答した「1時間-2時間未満」。続いて、「2時間-3時間未満」(19.9%)、「1時間未満」(19.1%)、「3時間-4時間未満」(14.9%)、「4時間-6時間未満」(14.7%)、「6時間以上」(8.1%)の順となっている。「全く見ない」は1.3%。

 また休日におけるテレビの視聴時間は、「6時間以上」が19.5%でトップ。以下、「4時間-6時間未満」(18.4%)、「2時間-3時間未満」(16.8%)、「1時間-2時間未満」(16.3%)、「3時間-4時間未満」(15.5%)、「1時間未満」(12.3%)。「全く見ない」は1.2%。

 テレビの平均視聴時間は、加重平均値で平日が2時間47分、休日が3時間39分という結果となった。属性別では平日で男子が2時間42分、女子が2時間52分、休日で男子が3時間34分、女子が3時間45分と、平日、休日ともに女子の方が視聴時間が長かった。

平日のテレビ視聴時間(録画視聴・DVDやビデオを除く)※栄光ゼミナール調べ休日のテレビ視聴時間(録画視聴・DVDやビデオを除く)※栄光ゼミナール調べ

 見ているテレビ番組のジャンル(複数回答)で最も多かったのは「バラエティ」で、全体の85.8%が回答。次いで、77.4%で「ドラマ」、76.4%で「アニメ」、57.3%で「音楽番組」となっている。最も楽しみにしている番組を自由回答形式で聞いたところ、1番多かったのは93名が回答したバラエティ「爆笑レッドシアター」。2位は音楽番組「ミュージックステーション」(56名)、3位はドラマ「ブラッディ・マンデイ」(55名)となっている。

 テレビを見ている時にテレビコマーシャルを見ているかを聞いた質問では、リアルタイム視聴時で「見ている」と回答した人が71.8%、「たまに見ている」が23.7%となっており、見ていると回答した人の合計は全体の95.5%となった。「ほとんど見ない」は4.5%。また、録画視聴時では、「見ている」が13.2%、「たまに見ている」が26.9%で、見ていると回答した人の合計は40.1%。「ほとんど見ない」は59.9%。


■ ワンセグ利用は6割超。携帯利用で58%

ワンセグの利用有無【複数回答】※栄光ゼミナール調べ

 ワンセグの利用率についても調査。利用率は61.6%で、うち「携帯電話でワンセグを利用している」と回答した人は58.6%、「ゲーム機のワンセグを利用している」が7.5%、「電子辞書のワンセグを利用している」が1.5%、「その他の方法でワンセグを利用している」が1.5%で、ワンセグ利用者の9割以上が携帯電話でワンセグを利用している。「ワンセグを利用していない」が38.4%。

 属性別では、「携帯電話でワンセグを利用している」が男子61.6%、女子55.6%、「ゲーム機のワンセグを利用している」が男子10%、女子5%となっている。

 ワンセグ利用者に見ている番組のジャンルを聞いたところ、1位は「バラエティ」で全体の67.4%が回答。次いで「ドラマ」(63.6%)、「アニメ」(55.5%)、「音楽番組」(34.3%)となっている。

 属性別では、男子では「バラエティ」(68.6%)が最も多く、次いで「アニメ」(62.2%)、「ドラマ」(61.2%)、女子では「ドラマ」(66.3%)、「バラエティ」(66%)、「アニメ」(48.1%)と続いている。



(2010年 2月 26日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]