「2012」BD/DVD発売イベント。2012年生き残り大作戦
-大阪は千鳥と笑い飯。東京はパンクブーブーと上原美優
「2012」のエクストラ版、スタンダード版、Blu-ray版の全3種類を手にする上原美優さん |
大阪はTSUTAYA EBISUBASHI店、東京はヤマダ電機 LABI 品川大井町店を会場に、ゲストは映画に描かれる「2012年世界終末説」にちなみ、大阪は「M-1グランプリ」の決勝戦に何度も勝ち進みながら、ともに優勝できない、笑い飯と千鳥。東京は「M-1 グランプリ 2009」で優勝したパンクブーブーと、“大家族貧乏アイドル”の上原美優さんが招かれた。
「2012」の最大の注目点は、その価格。同社初という「新作“激震”プライス」として、BD版にはDVDも付属して3,990円。DVD版は特典ディスク付きの2枚組で2,980円と、本編ディスクのみで1,980円と、新作の大作映画としては、かなり意欲的な戦略価格となっている。
■ 大阪:地球が滅亡するなら「亀の甲羅を剥して中身を見たい」
千鳥の大悟さんとノブさん、笑い飯の西田幸治さんと哲夫さん(写真左から) |
「お笑い界を強く生き抜いてきた」として招かれた笑い飯と千鳥の2組みが、大阪のTSUTAYA EBISUBASHI店に、ファンからの大きな歓声を受けて登場。
「2年後の2012年に地球が滅亡するとしたら、最後に何をしたい?」という問いに、笑い飯の哲夫さんは「亀の甲羅を剥して中身を見たい。なかなか見れるもんじゃないんで」と会場を笑わせた。
また、千鳥のノブさんは「嫁とキス」と答え、ほかの3人から冷やかされる場面も。「パニック状況のあなたは誰を守りたい?」と聞かれると、哲夫さんは「亀」、ノブさんが「むっちゃん(奥さん)」。「おまえは何でも嫁か!」とまわりの3人にツッコまれていた。
「2012」のDVDが1,980円であることを知らされた哲夫さんは、「すごくおもろそだなぁと思ったので、発売されたらすぐ観ます!」。内容については、「すごい映像で本格派だなと思いました」と笑い飯の西田幸治さん。
千鳥の大悟さんは「2012年にこのような事が起きない事が一番ですけど、毎日の生活の中でダラダラ生きたりしてしまう事があると思います。そういう時に2012年にこういう事があるんじゃないかなと思うだけで、2013年を生き抜く力というか、いつ死んでしまうかという危機感をもう一度みんなが一回考えてほしい……」と長々と語ると、「お前、この映画出た出演者かっ!」と全員にツッコまれ、会場は爆笑の渦につつまれた。
■ 東京:「2012年には眞鍋かをりさんのポジションを狙ってます!」上原美優さん
上原美優さんとパンクブーブーの佐藤哲夫さん、黒瀬純さん(写真左から) |
「2012」の発売日と同じ19日に行なわれる賞金1億円の「S-1グランプリ」に挑戦するパンクブーブー。黒瀬純さんは「賞金がデカすぎて、わけ分かんなくなっちゃうんで、2位ぐらいがいいです」とちょっと消極的で、佐藤哲夫さんも「一生懸命やりますけど、(1億円貰ったら)怖くて竹やぶに捨てちゃうかも」と話していた。
「地球が滅亡するなら最後に何をしたい?」というお題が出されると、上原さんは「家族12人揃って、すげーものを食べる。世界の三大珍味を食べたいと思います。キャビア、フォアグラ……、スパゲティ!」」と珍回答。黒瀬さんに「スパゲティは三大珍味じゃないでしょう!」とツッコまれると、「なんか、もうひとつありますよね。それを存分に」と結局、トリュフが出てこず、会場を笑わせた。
佐藤さんは、それに乗っかって「13人ですげえものを食べる」とカブせたものの、会場はスベリ気味。上原さんにも「話にオチがない。すごい期待をしたんですけど、ちゃんと盛り上げてくださいよ(笑)」とM-1王者に、厳しくツッコまれていた。
フリップを使った大喜利のような展開となった |
眞鍋かをりさんのポジション、狙ってます! |
映画にちなんで、2年後の2012年にどうなっていたいかと質問されると、上原さんは「芸能界で、ぶちゃけ、不安なんですよね。いつ消えちゃうだろうとか……。安定したいということで、眞鍋かをりさんのポジション、狙ってます!」とリアルな大胆発言をすると、会場からも笑いが起こった。
「そのために、必要なことは?」と聞かれると、パンクブーブーの佐藤さんが代わりに「麒麟の(眞鍋かをりさんと付き合っていると噂される川島さんの相方である)田村くんと付き合う」と回答(?)すると、「質問とんじゃった」と上原さんも爆笑。気を取り直して「まず、新人の心を忘れない。あと、『とくダネ!』狙って、新聞とか呼んでます。伊東美咲さんの妊娠とか、大沢あかねさんの妊娠とか……」と本気度を示していたが、佐藤さんには、「妊娠ばかりじゃないか!」とツッコまれていた。
黒瀬さんは「ローソンの店員」ネタでおなじみの「(青と白の)ジャケット」を「捨てます」と宣言。「結構な回数ローソン、ローソンといってるんですけど、まったく向こうからCMのオファーがこず。そんな、みんなも笑わなくなり、邪魔でしょうがないです」と苦しい胸の内を明かす。「今度は、ファミマかな、黄緑のやつきてやろうかな」と今後の展開(?)を語っていた。佐藤さんは、「(M-1のスポンサーである)オートバックスでバイトしています」や、「ヤマダ電機さんに気に入られて、正社員になる」とリアル(?)かつ自虐的な回答。
パンクブーブーの佐藤哲夫さん | パンクブーブーの黒瀬純さんは、特技(?)の少林寺拳法を披露。M-1の賞金については「これからヤマダ電機で、ブルーレイとかパソコンとか買おうと思ってるんですよ。だからヤマダ電機さん、お値段の方……よろしくお願いします」 |
「東京マラソン」に挑戦し、25kmの関門を越えられず失格となり、完走できなかった上原さん。「本当に悔しい。今でも思い出すと泣きそうになっちゃう。練習不足です。がんばりが足りなかったんだと思います」と悔しがり、「絶対リベンジしたい。今もジョギング頑張っています」と意気込んでいた |
Blu-rayについては「貧乏アイドルが、買っちゃいました」と上原さん。ただ、Blu-rayの魅力を聞かれると、「ボタンを押すと、テレビ欄がでます。観たいものをボタンを押すと録画できるんですよ」と謎なことを語り、全員から「それ、Blu-rayじゃなくても」とツッコまれ、「Blu-rayは画質が重要でしょ」と諭されると、「あんま観てないな。今日、帰って確かめます」とフォローをいれつつ、会場を笑わせた。
最後に「2012」について、佐藤さんは「とても面白い映画なので、買ってください」、上原さんは「何よりも本当に家族が、どんなに大切かわかる映画になっているので、絶対に、家族揃って観て欲しい」、黒瀬さんは、「世界が終わるという時、その時あなたはどうしますかという映画なので、そういうことも考えながら観て欲しい」と「2012」をアピールして締めくくった。
■ Blu-ray版はDVD付で3,990円
BD版 | DVDスタンダード版 |
「2012」は、「インデペンデンス・デイ」や「GODZILLA」、「デイ・アフター・トゥモロー」、「紀元前1万年」など、スケールの大きな作品を得意とするローランド・エメリッヒ監督の新作。
子供たちとキャンプに訪れたジャクソンは、謎の男チャーリーから、地球の滅亡が訪れる事を知らされる。さらに、その事実を世間に隠している各国政府は、秘密裏に巨大船を製造。限られた人間だけを脱出させる準備に着手しているという。
荒唐無稽な話として信じなかったジャクソンだが、ロサンゼルスで史上最大規模の大地震が発生。その後も大地震や大津波、大噴火がアメリカ全土へと拡大していく。ジャクソンは家族と共に、巨大船がある地を目指す。しかし、彼らを追いかけるように大天災が地球を呑み込んでいく……。出演はジョン・キューザック、キウェテル・イジョフォー、アマンダ・ピートほか。
BD版にはBDと、スタンダード版DVDを両方収録。BD版には特典として、「マヤ暦インタラクティブ・ゲーム」、「マヤ暦イントロダクション」、「ローランド・エメリッヒのビジョン」と題されたピクチャー・イン・ピクチャーのコンテンツ、監督やスタッフによるコメンタリ、未公開シーン集、もう1つのエンディング、メイキング・ドキュメンタリー集を収録。メイキング・ドキュメンタリー集は4つ収めているが、内3つはBDのみの特典となる。BD-Liveに対応する。
DVDのエクストラ版は、本編ディスクと特典ディスクの2枚組。特典内容は監督やスタッフのコメンタリ、未公開シーン集、もう1つのエンディング、メイキング・ドキュメンタリー(1種類)、予告編集となる。DVDのスタンダード版は予告編集のみの収録している。
(C)2009 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. |
タイトル | 仕様 | 音声 | 品番 | 価格 | |
BD+DVD | 2012 | 本編BD 本編DVD 【本編BD仕様】 片面2層 約158分 シネスコ 日本語字幕 英語字幕 | (1)英語 (DTS-HD Master Audio 5.1ch) (2)日本語 (DTS-HD Master Audio 5.1ch) | BRL-60620 | 3,990円 |
DVD | 2012 エクストラ版 (2枚組) | 片面2層 約158分 シネスコ 日本語字幕 英語字幕 | (1)英語 (ドルビーデジタル5.1ch) (2)日本語 (ドルビーデジタル5.1ch) | SDL-60620 | 2,980円 |
2012 スタンダード版 | TSDD-60620 | 1,980円 |
(2010年 3月 19日)
[AV Watch編集部 古川 敦]