ソニー、ウォークマン「A840」に春の新色「ホワイト」

-ケーブルが短いS740/A840用イヤフォンも同時発売


A840のホワイトモデル

5月1日発売

標準価格:オープンプライス

 ソニーは、ウォークマンのAシリーズの「A840」に、春の新色としてホワイトを追加。5月1日に発売する。メモリ容量は16GB(NW-A845)と32GB(NW-A846)のみで、64GBモデルは用意されない。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、16GBが2万円前後、32GBが25,000円前後の見込み。

 また、ウォークマン用アクセサリとして、ノイズキャンセリング機能を備えたウォークマン専用のカナル型(耳栓型)イヤフォン「MDR-NWNC33」も5月1日に発売する。S740/A840シリーズの付属イヤフォンと基本は同じだが、ケーブルが60cmと短めになっているのが特徴。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5,300円前後の見込み。


■ A840のホワイトモデル

  「A840」は2009年10月から発売されており、カラーはブラック(B)とブラウン(T)の2色と、ソニースタイルオリジナルモデルとしてアークティックバイオレット(V)モデルをラインナップしている。

 

3色のカラーバリエーション展開にNW-A840(ホワイト)

 しかし、店頭やショールームなどで「音質の面からA840シリーズを選びたいが、女性好みのカラーが無い」という声が寄せられており、「女性好みでかつ、春の爽やかなカラーのホワイトを発売する事にした」(ソニー)という。なお、ホワイトモデルには外装に合うような、ブルーを基調としたオリジナル壁紙も内蔵している。製品の仕様は従来カラーと同じだが、64GBモデルはラインナップされない。

 A840は、音楽や動画ファイル再生に機能を絞り、高音質再生に注力したシリーズ。2.8型(240×400ドット)の有機ELディスプレイを採用しつつ、筐体最薄部はウォークマン史上最薄となる7.2mmを実現。最大外形寸法は104.9×47.4×7.7mm(縦×横×厚さ)となっている。重量は約62g。

背面
 付属イヤフォンを用いたデジタルノイズキャンセリング(NC)機能を備え、外部の騒音を98%カット。単品NCイヤフォン「MDR-NC33」をベースにしたバーティカル・イン・ザ・イヤータイプで、ユニットは13.5mm。

 高音質化技術として、「クリアオーディオテクノロジー」も採用。フルデジタルアンプ「S-Master」を採用するほか、高音域補間技術「DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)」や、チャンネルセパレーションを向上する「クリアステレオ」、低音の歪みを抑える「クリアベース」などを組み合わせている。

 PC用の管理ソフト「x-アプリ」を用いて歌詞データを購入し、ウォークマンのディスプレイで表示。カラオケの練習などに活用できるのが特徴。語学学習に便利な再生速度変更機能「DPC(デジタルピッチコントロール)」なども備えている。また、ソニー製BDレコーダからの録画番組転送や、PlayStation 3からの写真/動画/音楽の転送、PS3からウォークマン内コンテンツの再生なども行なえる。


 

■ S740/A840用イヤフォン

カラーはブラック(左)とホワイト(右)の2色
 S740/A840シリーズに付属していイヤフォンを単品販売するものだが、通常の付属品のケーブルが105cmであるところ、60cmのショート仕様とし、約50cmの延長ケーブルを付属する形に変更。S740/A840ユーザーが、短いケーブルのイヤフォンが欲しい時に選ぶモデルと想定されている。カラーはブラックとホワイトの2色。

 騒音収集用のマイクを備え、S740/A840と接続することで、アクティブノイズキャンセル機能が使用できる。単品NCイヤフォン「MDR-NC33」をベースにしたバーティカル・イン・ザ・イヤータイプで、ユニットは13.5mm径。インピーダンスは16Ω。最大入力は30mW。音圧感度は109dB/mW。再生周波数帯域は50Hz~20kHz。重量は約16g。S/M/Lのイヤーピースが付属する



(2010年 4月 8日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]