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NC+高音質の“A”/スピーカーの“S”で攻める新ウォークマン

−開発者に聞く、歌詞表示や「X-アプリ」の狙い


NW-A840(左)とNW-S740(右)

10月10日より順次発売


左から福留氏、木野内氏、中井氏

 今夏には2週連続でシェアトップになるなど、好調が伝えられた「ウォークマン」。9月のiPod新製品投入でアップルが再びトップに立っているものの、ソニーも10月になって中核製品といえるSシリーズとAシリーズを一新して投入。年末商戦に臨む。

 「NW-S740/S640」は、ノイズキャンセリング機能(S740のみ)や大型液晶、ビデオ再生機能などを搭載したウォークマンの主力機種となる。スピーカー付きの製品もラインナップし、10月10日より順次発売している。一方、「NW-A840」シリーズは、デジタル方式のノイズキャンセリングやフルデジタルアンプ「S-Master」、有機ELディスプレイなどを搭載した高音質モデルで、30日より発売開始した。

 ノイズキャンセルがデジタル/アナログか、S-Masterの有無、ディスプレイのサイズや方式の違いなどはあるものの、両シリーズとも共通のデザインイメージを採用。新機能として歌詞表示やカラオケ機能を搭載した点も特徴といえる。また、パソコン用のソフトウェアも、従来のSonicStage Vから新しい「X-アプリ」に一新されたことも大きな変更点といえるだろう。

 新ウォークマンのこれらの新機能で目指したものは何か? ウォークマン新Aシリーズおよび新Sシリーズの企画を担当したネットワークプロダクツ&サービスグループパーソナルデバイス事業部門 企画MK部 企画1課プロダクトマネージャーの中井康介氏と、今回の「歌詞ピタ」などの新しい機能を担当した同事業部門企画MK部 企画2課 統括課長の木野内敬氏、そして新ソフトウェアの「X-アプリ」の開発を担当した、研究開発・共通ソフトウェアプラットフォーム ソフトウェア設計本部 PCアプリケーション設計部門 1部 企画課 プロダクトプランニングマネージャーの福留仁氏に話を聞いた。

 


■ “最高音質のX同等”でいつでも持ち運べるA840

NW-A840

 Aシリーズは、デジタルノイズキャンセリング機能や、フルデジタルアンプ「S-Master」を最上位シリーズの「NW-X1000」から踏襲しながら、無線LANやタッチパネルインターフェイスなどを省き、薄型化し可搬性を高めている。

 実際に音を聞いてみても、タイトな低域やセパレーションの良さが印象的。普段利用していたiPhoneや、新iPod nanoとの違いも確かに感じられ、“音にこだわった”プレーヤーということはすぐにわかる。詳しくはレビュー記事を参照してほしいが、また、付属イヤフォンを用いたデジタルノイズキャンセリング(NC)機能の効果の高さも印象的だ。


左からiPhone 3GS、NW-A840、ZuneHD 左からiPod nano、NW-A840、ZuneHD、iPhone 3GS

 中井氏はNW-A840のこだわりを「音質と持ち運びやすさ」と語る。音質面では、S-MasterやデジタルNCなどは最上位モデルのウォークマン「NW-X1000」シリーズでも搭載していたもの。Xシリーズとの違いはあるのだろうか?

中井氏:S-Masterやデジタルノイズキャンセルなど、基本的にはXシリーズとほぼ同等です。ただ、付属のヘッドフォンはA/Sシリーズともにバーティカルタイプに変更していますが、音質のレベルは同じになるようにしていますので、基本的には同じと考えています。“Xのほうがいい”とか“Aのほうが”と、個人の好みでは違うという意見もあるのですが……。(Xとは異なり)無線が無い分、設計としてはAのほうがやりやすい点もありますが、内部の目標としては同等のレベルだと思います。

バーティカルタイプの新イヤフォンを採用した

 新しいAとSシリーズのヘッドフォンは、ピンこそXシリーズと変わっていないのですが、ユニットが変わっています。そのため、ノイズキャンセリングのアルゴリズムなどは新しいユニットに合わせて調整しています。最高NC効果を出すためには今回の新しいヘッドフォンが必要で、Xシリーズのイヤフォンも使えるのですが、推奨はしていないですね。

 一方で、タッチパネルなどXシリーズから削った機能もある。このあたりの切り分けにはどういう狙いがあるのだろうか。

中井氏:「Xと比べて省いているのは、ワンセグやWi-Fi、タッチパネルなどですね。まずは、“どこでもいい音を聞いて欲しい”というのが狙いで、そこにこだわりながら、サイズと価格帯、操作性のバランスで、どれが必要なのか検討した結果というところですね。

 なお、Aシリーズの前機種「NW-A820」で搭載していたBluetoothは省かれている。A840だけでなく、今シーズンのウォークマンでBluetooth搭載モデルが無いのも気になるが、「確かにA840では省いています。ただ、ウォークマンとしてやらない、というわけではありません(中井氏)」という。また、A840の特徴の一つともいえる2.8型/240×400ドット有機ELディスプレイは「他社製」とのこと。

中井氏:薄さと大容量にこだわったので、64GBモデルがあるという点は音にこだわる人には注目してほしいですね。やはり、このサイズで64GBは技術、設計的に大変なんですが、64GBあれば非圧縮のファイルを転送しても、かなりの楽曲が入りますので、ぜひそういう使い方をしてほしいと思います。

 


■ スピーカーで若年層への浸透を狙う「NW-S740」

NW-S740

 Sシリーズのと大きな特徴といえるのがスピーカー付属モデルの充実。この理由はなんだろうか?

木野内氏:一昨年からスピーカー付きの製品を出しています。市場調査をしたところ特に若い層で、家でもこうしたオーディオプレーヤーを使っているという声が非常に多いんです。特に高校生だとまだ自分のパソコンを持っていないという人も多くて、大学生で自分のパソコンを買うけれど、それまでは家族で共用といった方が多い。その場合、家で聞くとなるとウォークマンのヘッドフォン、パソコンだけでなく、最初からスピーカーを付けたらどうか? と考えました。

 結果、昨年の例だとSシリーズの半分以上がスピーカー付きになりました。こういうプレーヤーの場合パソコンで充電しますが、家族で共用している場合使いにくい。だから、別売のACアダプタを買うとなるとやはり1〜2,000円の出費が必要になってしまう。であれば、プラス3,000円ぐらいでACアダプタにスピーカーも付いてくるという点もうけているのだと思います。

 音質面でも改善が加えられており、聞いてみると去年モデルの付属スピーカーと比べると、かなり良くなっていることが分かるが……。

木野内氏:去年はAV Watchでも音が良くないと書かれていて(笑)。社内でも改善を提案してきました。ただし、ユニットは変わっていません。

 変更点は、デジタルリニアフェイズスピーカーシステムという音質補正が入ったことです。これは、スピーカーユニットの特性を図って、実際の強い周波数、弱い周波数を補正した上で出力するものです。それにより今まで弱かった音を出す。さらに机からの反射音を計測したり、広がりを考えて最適な音を出しています。

 スピーカーでこだわったのは、まず「サイズ」です。特に高校生ぐらいのユーザーは、机の上の設置が中心になると、小さくてそれでいて満足できる音を目指しました。大きすぎたり厚みがあったりすると受け入れられないですから。

スピーカー付属の「NW-S740K」 ACアダプタの接続部を改良し、アダプタを付けたまま平置き可能にした点も新モデルの特徴
NW-A840の歌詞表示機能。曲の進行に合わせてカラオケのように歌詞が連動してスクロールするのが特徴

 また新A/Sシリーズ共通の大きな特徴が、「歌詞表示」機能だ。新しい「X-アプリ」から、シンクパワーが提供する「歌詞ピタ」にネットワーク経由でアクセスして楽曲を購入できる。

 利用にはPCサイトか携帯サイトでの会員登録が必要で、決済はPCの場合クレジットカード、携帯サイトでは携帯電話の使用料と一緒に支払える。支払い方法は月額とアラカルトの2種類があり、月額では158円で月10曲分、315円で月25曲、1,050円で月110曲など。アラカルトプランは月の縛りが無い、半年間有効なダウンロード権で、10曲分購入で210円、22曲で420円、70曲で1,050円など。

 使い方はシンプルで、「歌詞ピタ」でユーザー登録後、プラグインをダウンロード。後は楽曲管理画面で歌詞を付与したい楽曲を選び、右クリックメニューから「歌詞ピタの取得」を選ぶと、「歌詞ピタ」で自動的に楽曲の歌詞検索を行なってくれる。ヒットしたものをx-アプリ上で選択、購入・ダウンロードできる。

 曲に歌詞を付与すると、ウォークマンでの再生時に曲の進行に合わせてカラオケのように歌詞が連動してスクロールする点も特徴だ。正直、個人的にはあまり興味を持てないでいたが、実際に使ってみると、曲にしっかり連動して歌詞がしっかり連動するので、歌番組をぼんやりとみているような感覚が味わえるのが面白い。また、ウォークマンのVPTのヴォーカルキャンセル機能を使ったカラオケ利用もできるなど、利用の幅は広がりそうだ。

 新ウォークマン一押しの機能ともいえる「歌詞表示」だが、この機能の狙いはどこにあるのだろうか?

木野内氏:一番はユーザーニーズです。何回も調査しましたが、歌詞表示機能がほしいという意見が非常に多い。また、特に10代の方たちは、「歌をカラオケで歌いたい」というニーズが多い。つまり「歌詞を見る」、「カラオケ」の2つの大きなニーズがありました。そこで歌詞表示をやろうとなりました。

 もちろん歌詞を表示するというアイデアは昔からあったものですが、いろいろな障害がありました。今回それをクリアして何とか実現できました。

中井氏:社内でも、歌詞表示と最初に聞いた時、「これはやるべき」という声と、「単に歌詞が出るだけでしょ?」という、2者に分かれました。私も後者だったのですが(笑)、木野内がこだわってプロトタイプを作って「とにかくデモを見ろ」ということで、使ってみたら、曲と歌詞が連動すると確かに歌ってしまうんですね。であれば、著作権等の問題をクリアして、これはやろうとなりました。歌詞が表示されることで、初めてその歌のメッセージに気付く、という発見というのもあるのかな、と期待しています。

木野内氏:歌詞そのものは2種類の設定ができまして、シンクパワーのサイトから買う場合、.lrcのファイルを転送するというやり方です。

歌詞ピタで会員登録 楽曲を選んで、右クリックで歌詞ピタからのデータダウンロードを選択 曲を選んで、歌詞をダウンロード

 実際に歌詞ピタを利用してみても、プラグインを導入するだけで戸惑うようなことはほとんどない。操作としては簡単なのだが、困るのは曲が見つからない場合も結構あるという点だ。歌詞ピタには2009年9月時点で、邦楽のみ約75,000曲分のデータがあり、毎月500曲程度を追加予定としているが、やはり邦楽で最新の楽曲以外だと見つからない曲も多い。これらはシンクパワーの対応待ちとなるのだろうか?

木野内氏:そうですね。具体的にこの曲をという場合は、検索結果のページでリクエストフォームが出るので、そこでリクエストするということですね。

 また、「歌詞ピタ」で購入した歌詞についてはかなり制限が多い。まず、X-アプリ上で歌詞が見えず、ウォークマンに曲を送らないと歌詞の表示は行なえない。また、ウォークマンから、X-アプリに曲を書き戻しても歌詞をほかのウォークマンに転送することはできない。その曲をもう一度ウォークマンに書き戻せば、再び歌詞が見えるようになる。つまり、一度ウォークマンに転送した歌詞は“行ったきり”になるのだ。

 このあたりは著作権の処理が課題になっているためだ。購入した曲の歌詞がパソコンで見られないのも著作権処理が問題になっているという。

木野内氏:われわれが思っているような仕様になっていないところはあります。歌詞データはムーブするという決まりがあるので、ウォークマンに転送したら、アプリ上で買ったはずの歌詞が無くなってしまう。転送する前までは見られるが、転送後は見えなくなるというのでは、お客さまも戸惑ってしまうので、今のような仕様にしています。また、同じシンクパワーで「プチリリ」というアプリケーションが出ていまして、パソコンではプチリリを利用することをお勧めしています。

 ウォークマンに一度転送してしまうと、X-アプリに書き戻したり、他のウォークマンに転送するという使い方はできないが、ウォークマンをフォーマットした場合においては、「デバイスと一対一で認証しているので、X-アプリから同じ機器と認識されれば、再度歌詞を転送して表示できます(木野内氏)」という。今後のこうした制限の緩和の見込みはあるのだろうか?

木野内氏:著作権者との話し合いの部分になりますが、われわれの思っているところはまだ実現できていないですね。BDでコピーワンスからダビング10に緩和されたように、ユーザーの利便性を高めるような方向にもっていきたいのですが……。やはり、目指すところは、パソコンでも歌詞が見えて、複数台でも歌詞が見えるというところだとは思います。

S/Aシリーズには語学学習機能も新搭載した

 歌詞表示機能の反応については、「まだ出たばかりですが、比較的手ごたえはいいですね。年齢によって違うというのはあります。やはり若年層、一番多いのは高校生ですね(木野内氏)」という。

 語学学習モードを搭載した点も特徴。ピッチコントロールのほか、A-Bリピート、クイックリプレイ(3秒戻り)の3点で、ハードウェアとファームウェアの搭載で対応。語学学習用に、1.1倍速と0.9倍速の早送りも搭載している、

木野内氏:昔の楽曲を1.1倍速とかで楽しんでみたり、1.1倍で再生した後に等倍に戻すと凄く遅く感じたり、と結構面白い。もちろんPodcastのニュースを早聞きしたりするとかの使い方もできますし、幅広く使えると思っています。


別売ケーブルを使用し、ウォークマンの画面をテレビに出力。VPTのヴォーカルキャンセル機能と歌詞表示を使ったカラオケ利用も可能

 また、720×480ドットの映像再生も可能になったため、別売のビデオ出力ケーブルを利用してのテレビへの高画質ビデオ出力などにも対応。ボーカルキャンセルと歌詞表示を使ったカラオケ利用なども行なえる。また、ソニーBDレコーダの「お出かけ転送」など周辺機器連携も高めている。

 ソニーではこの年末商戦にオーディオアクセサリの拡販に注力する方針を明らかにしているが、木野内氏も「“Designed for Walkman”という関連機器の認証プログラムを立ち上げてやっていますので、盛り上げたいですね」という。

 周辺機器で気になるのはWM-Portからのデジタル音声出力。AVアンプやオーディオシステムなどでは、近年iPodのDock端子から、デジタル音声出力を取り出すトランスポートというが流行しているが、WM-PORTからのデジタル出力はできるのだろうか?

木野内氏:現時点はできないですが、そういう意見は聞いています。将来的なことは言えませんが、端子上はまだ使っていないピンはありますので可能性はあるかもしれません。

 


■ “面白さ”をウォークマンに追加するための「X-アプリ」

X-アプリ

 また、新ウォークマンで気になるポイントはソフトウェア。NetMD以来長い歴史を持つSonicStageが、X-アプリに変更されるのだ。この開発経緯はどういうものなのだろうか?

福留氏:SonicStageがあり、CP、昨年のVでUIを進化させるなど、進化はしてきたんですが、ウォークマンがビデオ、フォトとか様々なメディアに対応する中で、なかなかSonicStageのほうが対応できなかった。本当はもう少し早くX-アプリにしたかったのですが、まずはそのためのフレームワークをまとめ昨年のSonicStage Vに導入しました。すぐにX-アプリが出せればよかったのですが、結局統合できたのはSonicStage Vから1年後になってしまいました。

 X-アプリでは、音楽ソフトにビデオなどを加えるだけでなく、もうひとつの“面白さ”を出して行こうというのがコンセプトで、そこで社内にはx-Pict Story、x-ScrapBookの従来からX-アプリと呼んでいたソフトウェアがありましたので、その面白さ、新しさを追加したものが今回の「X-アプリ」になります。音楽部分についてはSonicStage Vをベースに改良して、さらにアプリケーションを追加しているということですね。

 従来は、ビデオ、写真、Pocdastなどの利用には別アプリケーションの「Media Manager for Walkman」を利用していた、X-アプリではそれらを1つのアプリに統合したものといえる。ただし、「基本的な点では同じですが、扱えるコーデックを追加したり、MediaMangerではなかった、ビデオの変換機能を付けるなどの変更は行なっています」(福留氏)。

写真やビデオも管理可能になった
x-Pict Story。選択した写真と曲からイメージビデオを自動作成してくれる 手作り風フォトアルバムを製作できる「x-ScrapBook」 写真や曲を時間軸に沿って流れるように楽しめる「x-Choronology」

 編集部で試したところ、X-アプリではSonicStageに対し、動作速度やインストール時間も改善されている。

福留氏:品質向上という意味では、昔から指摘されている点があるので、内部でリリースのたびにチューニングしています。速く感じていただければうれしいですね。ただ、なかなか“劇的に”とはいっていないかもしれませんが。内部のエンジニアでも、プライオリティをかなりあげて取り組んでいます。かなりスリムにした部分と、X-Pict Storyなどの追加機能とがあるので、どれぐらい早くなったとは言いにくいのですが。

 そもそも、なぜX-アプリという名称なのだろうか?

福留氏:SonicStageは音=Sonicのアプリでしたけれど、今回はビデオに画像など扱えるメディアが増えているので、名称にそぐわなくなってきた。プラス、ウォークマンにビデオを送る機能がだけでなく、アプリ内でいろいろ“体験”できれば楽しい。以前はX-Pict StoryなどをX-アプリと呼んでいたのですが、それらのアプリの方向性と同じだったのでX-アプリとしました。あとは、UX(User Experience)、体験できるものの“X”という意味もあります。

Media Go

 X-アプリの登場で気になる点は、PSPなど向けにソニーが開発/提供している「Media Go」というアプリケーションとの関係だ。Media Goを編集部で試したところ、PSPやソニーエリクソンの携帯電話だけでなく、ウォークマンでも問題なく音楽の転送などができている。Media GoとX-アプリの関係はどうなっているのだろうか?

福留氏:それほど密な関係、というわけでもないのですが……。もともとMedia GoはPSP goやソニーエリクソンの携帯電話、PlayStation Storeを使うことを前提にしたソフトウェアになっています。どちらかというと海外向けですね。一方、X-アプリはMora対応国内のサービスや、ATRAC Audio Device対応という点で国内向けのサービス、機器向けという違いはあります。

木野内氏:2つのアプリがあるのは時間軸の問題だと思っています。ターゲット市場が違うので、例えば歌詞ピタやKDDIの携帯電話連携機能などを、ハードウェア発売のタイミングにあわせてリリースするとなると難しい。LISMOなどKDDIの連携機能や、Mora、歌詞ピタなど、やはり日本に特化する部分があり(開発の)時間軸が違います。ただし、基本的な機能については、連携して相互に動くようにしています。

 つまり、日本の携帯電話や、歌詞、カラオケ対応など日本市場に特化した製品企画を行なう上で、専用のアプリケーションが必要ということだろう。高音質や長時間駆動などの技術的特徴だけでなく、若年層向けのマーケティングの徹底や価格戦略がウォークマンのシェア向上の一因とされる。全世界共通となるiTunes/iPodとは違った、特定市場のニーズに合致したウォークマンならではの強み出していく上ではこうしたプラットフォームを用意する必要があるのかもしれない。新ウォークマンが年末商戦に向けて、どのように受け入れられるのか注目される。


(2009年 11月 2日)

[ AV Watch編集部 臼田勤哉]


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