米Apple、マルチタスク対応「iOS 4」を6月21日提供
-3G/3GS/touchユーザーは無料。100以上の新機能
米Appleは7日(現地時間)、iPhoneやiPod touch用のOSの最新情報を公開した。OSの名称が従来の「iPhone OS」から「iOS」に変更され、最新版は「iOS 4」となる。日本で6月24日に発売される新型スマートフォン「iPhone 4」に搭載されるほか、現在のiPhone 3G/3GS、iPod touchでも6月21日(現地時間)から無料でアップデートができる。
ただし、iPod touchの第1世代はiOS 4には非対応。iPod touchの第2、3世代でもiOS 4が利用できるが、利用できる機能はデバイスによって異なり、例えばiOS 4の最大の特徴であるマルチタスク機能が利用できるのはiPhone 4、iPhone 3GS、第3世代iPod touchのみとなる。
マルチタスクに対応した |
アプリをまとめて管理できるフォルダ機能 |
また、ホーム画面にユーザーが壁紙を設定できるようになったほか、アプリの管理を行なうフォルダ機能を搭載。ジャンル毎など、ドラッグアンドドロップでアプリをフォルダの中にまとめる事ができるようになっており、最大2,160個のアプリを一度に管理できるという。
メール機能も強化。全てのメールアカウントのメッセージをひとつの受信ボックスにまとめて表示したり、メッセージをスレッドで整理したり、メールの添付ファイルを他社製アプリから開く事もできるようになった。
音楽/映像再生の「iPod」機能も強化。本体からプレイリスト作成が可能になった。さらに、ビデオ撮影機能では、撮影中にディスプレイをタップする事で、任意の場所にピントを合わせられるようになっている。また、静止画撮影機能では5倍のデジタルズーム機能も備えている。さらに、撮影写真を撮影場所情報を元に表示するモードや、MacのiPhotoと連携し、写っている人達別に表示する機能も搭載した。
電子ブックアプリの「iBooks」も用意。Bluetoothキーボードもサポートし、キーボードを用いてiPhoneの文字入力が可能になった。他にも、メールやメモなどのスペルチェック機能、アプリケーションを友人や家族に電子メールを介してプレゼントする機能なども追加されている。
(2010年 6月 8日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]