ソニー、BRAVIAなど自社製品をユーザー宅に仮想設置

-AR技術を使ったシミュレータ。Webカメラ使用


 ソニーは27日、同社Webサイト「ソニーのヒト・コト」の中で、AR(拡張現実)技術を使い、ユーザーの家にソニーの液晶テレビBRAVIAや、スピーカー、PCのVAIOなどを仮想的に設置できる「ARレイアウトシミュレーター」のベータ版を公開した。

仮想設置したい部屋に、サイバーコードをプリントアウトしたものを置くサイトのFlashを使い、PCのWebカメラを通して部屋を覗くと、BRAVIAが設置されているように見える

 サイトに公開されているサイバーコードと呼ばれる模様をプリントアウトし、製品を仮想設置したい場所に起き、ノートPCのWebカメラなどを通して見ると、PC画面内の部屋に、製品が設置されたように見えるというもの。使用にはWebカメラが必要で、シミュレーターはFlashを使用。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OSX 10.4以降。気に入ったレイアウトは画像として残せるという。

 仮想設置できる製品はBRAVIAのHX80Rシリーズ、NX800シリーズ、シアターラックのRHT-G11、AVアンプTA-DA5500ES、スピーカーSS-F7700、Sountina(NSA-PF1)、VAIOのEシリーズ。

 シミュレータのARソリューションはクウジットが提供したもので、「KART(Koozyt AR Technology)」と呼ばれるもの。今回のシステムはソニーマーケティング、ソニーコンピュータサイエンス研究所、クウジットが共同開発したという。


(2010年 8月 27日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]