パイオニア、新開発ユニット採用のカナル型「SE-CL531」

-ハイブリッド振動板使用。2,500円/3,700円の2機種


 パイオニアは、新開発のユニットを採用した、カナル型(耳栓型)イヤフォン2モデルを10月上旬に発売する。価格は「SE-CL531」が3,700円、「SE-CL521」が2,500円。

 カラーはどちらのモデルも、ブラック(K)、ホワイト(W)、ダークレッド(R)、ダークブルー(L)の4色を揃える。

「SE-CL531」。カラーは左上から右へダークレッド(R)、ダークブルー(L)、下段左から右へホワイト(W)、ブラック(K)「SE-CL521」。カラーは左上から右へダークレッド(R)、ダークブルー(L)、下段左から右へホワイト(W)、ブラック(K)

 どちらのモデルも、新開発の9mm径ダイナミック型ユニットを採用。「SE-CL531」は装着感の向上を実現するという「セルフフィットホルダー」を搭載。両モデルとも、左右判別を明確にするために、イヤーピース内のフィルタの色を、右側を赤、左側を黒にカラーリングした「カラードフィルタ」を採用しているのがデザイン面での特徴となる。

 搭載ユニットは共通で、振動板に特殊制振ポリマー層とエンプラフィルム層のハイブリッド2層振動板を搭載するのが特長。単層構造の振動板では抑えることが難しい、中高音域の歪みを抑え、小型ユニットながら、クリアな音質を実現したという。

 耳穴に向けてユニットをマウントすることで、高音質化を図る「イヤーダイレクトマウント構造」を採用。ノズルは耳穴に合わせて角度をつけており、装着感も向上させている。

 CL531のみに採用されているセルフフィットホルダーは、柔らかなエラストマークッションで構成するパーツで、耳のくぼみにフィットさせ、装着感を向上させる。密閉度をアップさせることで、音漏れも低減できるという。

 再生周波数帯域は10Hz~22kHz。インピーダンスは16Ω。ケーブルは1.2mのOFCリッツ線。最大入力は100mW。出力音圧レベルは104dB。長さ調節用のケーブルアジャスタが付属。イヤーピースはXS/S/M/Lの4サイズ。ケーブルを省いた重量は4g。


(2010年 9月 9日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]