新レンダリングエンジン搭載の「EDUIS 6」

-AVCマルチストリームやEOSムービーネイティブ対応


EDIUS 6

 トムソン・カノープスは、ノンリニア編集ソフト「EDIUS」の最新バージョン「EDIUS 6」を10月下旬に発売する。価格は83,790円。対応OSはWindows XP/Vista/7。

 あわせて、アップグレード版を31,290円で、アカデミック版を41,790円で、優待乗換版を62,790円で発売。業務用のEDIUS 6 Broadcastも207,900円で販売する。

 新たにマルチコアCPUに最適化した新設計のレンダリングエンジンを搭載。専用ハードウェアを使わずに、AVCHDビデオやMPEG-4 AVC/H.264のQuickTimeのマルチストリーム編集が行なえる。ネイティブ編集でのフルスクリーン表示や、VGAプレビュー、マルチカム編集などにも対応するなど、リアルタイム性能を大幅に向上している。キヤノンEOSシリーズのEOSムービー(QuickTime/H.264)のリアルタイムネイティブ編集も可能となった。


EDIUS 6パッケージ

 10bit対応コーデックの「Grass Valley HQX Codec」も搭載し、4Kまでの解像度、4:2:2カラースペースに対応。After Effectsプラグインブリッジも正式サポートする。

 また、1080 50/60pや4K/2Kなどの、フレームレートや解像度に縛られないプロジェクト設定や、外部ストレージメディア対応したソースブラウザなどの新機能も搭載。GUI改善や、バックグラウンド処理、AVCHD形式のSDカードへのタイムライン出力、最大16までのマルチカム編集など、100以上の機能強化、改善を果たしたという。

 EDIUS 6 Broadcastでは、EDIUS 6の機能に加え、MXF形式ファイル(XDCAM、P2、GF、XF形式)の読み込み機能とプロキシ編集機能を搭載。ファイルキャプチャや取り込み時にプロキシファイルを作成し、プロキシファイルと編集プロジェクトを簡単に持ちだすことができ、プロキシ編集の結果も自動で反映されるため、効率的な編集ワークフローを構築できるという。



(2010年 9月 10日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]