オンキヨー、2.1chスピーカー内蔵のシアターラック

-5.1chアンプ搭載で拡張可能。HDMI 1.4a入力3系統


42型液晶テレビやiPodトランスポート「ND-S1」との組み合わせ例

 オンキヨーは、2.1chスピーカーと5.1chアンプを内蔵したシアターラック「CB-HT1200」を10月28日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9万円前後。

 外形寸法1,200×413×399㎜(幅×奥行き×高さ)のAVラックに、2ウェイステレオスピーカーとサブウーファを内蔵した製品。HDMI 1.4a端子を入力3系統/出力1系統装備する。アンプは5.1ch対応で、センター/リアスピーカーを追加することで5.1ch構成に拡張可能。

 なお、増設用スピーカーとして、新開発の「クラストロン」ドライバを搭載するトールボーイ「D-077E」(B)とセンター「D-077C」(B)を11月25日より発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はトールボーイが33,000円前後、センターが10,000円前後。クラストロンスピーカーの詳細は別記事に掲載している。

CB-HT1200

 同社の小型AVアンプを中心としたシアターパッケージ「BASE-V30HDX」と同じアンプ部とスピーカーユニットをラック内に組み込んだ構成となっており、これらの製品に採用されている高音質化技術を投入。グランド電位の安定化を図る極太の銅バスプレートや、デジタル機器固有のノイズを大幅に除去する「VLSC」回路などを搭載。小音量でも微弱な音声信号がノイズに埋もれないようにコントロールするオプティマムゲイン・ボリュームも搭載する。デコーダはドルビーTrueHDやDTS-HD Master AudioなどHDオーディオに対応する。

 リスニングアングルの調整も可能なバーチャル5.1chサラウンド技術「Theater-Dimensional」を搭載。テレビ画面を見ながら設定が可能なオーバーレイOSD表示も採用する。「Audyssey 2EQ」を搭載し、付属のマイクを使ったスピーカーの自動セットアップも可能となっている。

 スピーカーユニットはフロントが8㎝径のA-OMFモノコックウーファと2㎝径バランスドームツイータの2ウェイスピーカーを左右それぞれに配置。サブウーファは13㎝径ユニット2基を下方に向けて配置しており、ラック天板の大容量キャビネットを活かした強力な低域再生を実現している。

天板キャビネット内に2ウェイフロントスピーカーとサブウーファを内蔵するサブウーファ部。天板の左右後方に、下向きで配置している前面の本体ディスプレイ

 HDMIはVer.1.4a対応で、3DとARCに対応。入力は3系統/出力は1系統装備する。HDMI CECに対応し、パナソニック、東芝、シャープ、日立のCEC対応テレビとの連動操作が可能。さらに、オンキヨーのiPodトランスポート「ND-S1」などとの連動操作が可能なRI端子も備える。そのほかの入力端子は光/同軸デジタル音声が各1系統と、アナログ(RCA 2ch)が2系統。

 スピーカーユニットを内蔵する天板キャビネットには、黒フィルム強化ガラスを採用。傷がつきにくく、インテリア性にも配慮している。2段の収納スペースは、幅が900㎜、奥行きが上段350㎜/下段340㎜で「一般的なレコーダ/プレーヤー機器なら4台設置できるスペースを確保した」という。なお、ラックは組み立て完了状態で梱包されており、開封後すぐに設置できるとしている。

側面

背面端子

付属リモコン



(2010年 9月 28日)

[AV Watch編集部 中林暁]