ソニー、3波チューナ搭載/AVC録画対応のVAIO秋モデル

液晶一体型のJシリーズ(写真のホワイト/ブラック/ピンク以外はオーナーメードモデル)

　ソニーは28日、VAIOの秋モデルを発表。デジタルテレビチューナ搭載モデルでは、液晶一体型ボードPCの「Jシリーズ」と、AVノートPCの「Fシリーズ」を10月9日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は下表の通り。

■ Jシリーズ

　21.5型/フルHD液晶と一体型のボードPC。カラーはホワイト(WI)、ブラック(BI)、ピンク(P)の3色を用意するが、VPCJ129はブラック/ホワイトのみ。

　VPCJ129FJとVPCJ128FJの2製品は、地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナを搭載。VAIO AVCエンコーダを2基搭載し、2番組同時の長時間録画が可能。DRモードに比べ地上デジタルで約5倍、BSデジタルで約7倍の長時間録画(HD長時間モード/3.5Mbps)が行なえる。VPCJ127FJは地デジダブルチューナ搭載で、AVCエンコーダは非搭載。

　視聴/録画ソフトはGiga Pocket Digitalを使用し、自動録画機能の「おまかせ・まる録」も利用できるほか、録画番組をウォークマンにダイレクト転送したり、メモリースティックに書き出してPSPで視聴することも可能。

　シリーズ最上位のVPCJ129FJのみ、タッチパネルディスプレイを採用。Windows 7のタッチ機能が利用でき、メディアプレーヤー「Media Gallery」もタッチ操作が可能。また、タッチ対応お絵かきソフト「YouPaint」も付属する。

ホワイト	ブラック	ピンク

　CPUはVPCJ129FJとVPCJ128FJがIntel Core i5-460M(2.80GHz)で、VPCJ127FJはIntel Pentium P6100(2GHz)。メモリは4GBで共通。HDDはVPCJ129FJとVPCJ128FJが1TB、VPCJ127FJが500GB。光学ドライブはVPCJ129FJとVPCJ128FJがBlu-ray Discドライブ、VPCJ127FJはDVDスーパーマルチドライブを搭載する。OSはWindows 7 Home Premium 64bit版。

　いずれも、新たにUSB 3.0端子を2系統搭載。そのほか、i.LINK(S400)を1系統備える。内蔵スピーカーの出力は2W×2ch。VPCJ129FJのみ、Webカメラやマイクも内蔵する。本体の外形寸法はVPCJ129FJとVPCJ128FJが525×185～310×366～398mm。VPCJ127FJは525×185～310×366～398mm(同)。本体重量はそれぞれ約9.8㎏、約8.9㎏、約8.9㎏。

■ Fシリーズ

Fシリーズ

　2モデルとも16.4型フルHD液晶を搭載。「クリエイティブエディション」のVPCF139FJは、Adobe RGBカバー率100%で、表面がノングレア/低反射コート仕様の「VAIOディスプレイプレミアム」を採用している。

　チューナは地上デジタル2系統で、AVCエンコーダも2基搭載し、2番組同時の長時間録画が可能。Giga Pocket Digitalで「おまかせ・まる録」やウォークマン/PSP転送なども行なえる。

　CPUはVPCF139FJがIntel Core i7-740QM(1.73GHz)、VPCF138FJはIntel Core i5-460M(2.53GHz)。メモリは4GB。いずれもBDドライブを搭載する。OSはWindows 7 Home Premium 64bit版。USB 3.0を2系統備える。付属バッテリパックでの駆動時間はVPCF139FJが約2時間、VPCF138FJが約2.5時間。外形寸法は387.2×263×31mm～43.5㎜(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.2kg。