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iFi audio、DAC内蔵ヘッドフォンアンプ/ストリーマ「iDSD Phantom」。“叡智を結集したフラッグシップ”

「iDSD Phantom」

エミライは、「iFi audioの叡智を結集したフラッグシップ」と謳うDAC内蔵ヘッドフォンアンプ/ネットワークストリーマー「iDSD Phantom」を、8月28日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は891,000円前後。発売を記念して50,000円をキャッシュバックするキャンペーンも行なう。

キャッシュバックキャンペーンでは、期間中に国内正規販売店でiDSD Phantomを購入の上、応募した人に普通為替証書で50,000円をキャッシュバックする。購入対象期間は、予約開始日の8月21日から12月20日までで、応募締切は12月31日消印有効。

iDSD Phantomは、超高解像度のネットワークストリーマー、リファレンスクラスのDAC、パワフルなヘッドフォンアンプを1台に統合した、iFi audioのフラグシップモデル。

「10年以上にわたるデジタルとアナログ両面の技術的成果を一つの筐体に凝縮し、これまでのフラッグシップ『Pro iDSD』から、ストリーミングエンジン、変換精度、出力の余裕、操作性のすべてを刷新した」という。

最新の超高解像度ストリーミングエンジンを搭載し、Tidal Connect、Spotify Connectのほか、新たにQobuz Connectに対応。AirPlay 2などもサポートする。

最大768kHzのPCMとDSD 512のネイティブ再生に対応。外付けハードディスクやNAS上のライブラリに家中どこからでもアクセスできる。

イーサネット、S/PDIF、AES/EBU入力にはガルバニック絶縁を採用。ソース機器から回路レベルで分離して、電気的ノイズの影響を抑える。さらにストリーミング中に不要なシステム処理を停止する独自の「Exclusive Mode」も備え、動作効率を高めノイズの発生を抑えられる。

専用アプリ「Nexis」はWi-Fi連携にも対応するため、手軽に曲を送って、キューイングできる。

iFi audio独自のCrysopeia(クリソペイア)FPGAリマスタリングエンジンにより、「スタジオグレードのDSD2048変換」も実現した。

FPGA上で独自のリマスタリングアルゴリズムを適用してジッターを低減し、変換段に届く前のDSD信号をクリーンで安定した正確なタイミングへと整える。

その後、DSD録音に用いられるのと同じデルタシグマ変調器により、DSD信号を直接アナログに変換。DSDにはデジタルフィルターも音量制御も適用せず、音量はアナログ領域で処理することで、信号の純度を守るという。

DSD2048では1bitストリームが1秒あたり約9,000万回サンプリングされ、「量子化ノイズを可聴帯域のはるか外へと追いやる。これにより帯域内の歪みは極めて低く抑えられ、世界有数のマスタリングスタジオでしか得られなかった水準の忠実度を実現する」としている。

半導体と真空管という、ふたつの完全に独立した出力回路を搭載し、1台で3台分のDAC/アンプとしての役割を果たすのも特長。

リアルタイムで切り替えられる動作モードは、ディスクリートJ-FETによる、俊敏で歪みの少ない精密なソリッドステートモード、ハンドマッチングされたNOS GE5670真空管による、暖かみと滑らかさを湛えたTubeモード、そしてループゲインを抑えて第2倍音を+6dB強調し、真空管らしさをさらに押し出すTube+モードの3つ。

これらのモードを駆使することで、サウンドを自在に調整できるほか、最大7,747mWのヘッドフォン出力と組み合わせれば、お気に入りのヘッドフォンとの理想的な相性を引き出せる。

JVCケンウッドとの協業により、制作やエンコードの過程で失われた倍音成分を復元するK2 HDテクノロジーも搭載している。ファイル本来の解像度を保つ「K2」モードと、192kHz/24bitへアップスケールする「K2 HD」モードの2種類が利用でき、時間軸での処理を重視することで、「22kHzを超える自然な倍音や響きを復元し、オリジナルマスターにより忠実なサウンドをお届けする」とのこと。

10/20/40Hzから選べる完全アナログのシェルビングEQ「XBass Pro」も搭載。これにより、開放型ヘッドフォンで失われがちな低域の量感とインパクトを、中域を濁すことなく補うことができる。

最も進化したXSpaceだという「XSpace Pro」も採用し、スピーカー再生のような広がりを精緻に再現。30/60/90度の設定から、最も自然で立体的な提示を選択できる。

回路の中核には定インピーダンス負帰還システムを新たに採用。XBass Pro、XSpace Pro、DSDリマスタリングが互いに干渉せず最良の状態で働くよう設計したという。仕上げには4種類のデジタルフィルター(Bit-Perfect/GTO/Transient Aligned/Apodising)も用意し、時間軸での微細な音作りが可能。

心臓部となるDACチップには、バーブラウン製「DSD1793」を4基、独自のインターリーブ構成で搭載している。これは伝説的なマルチビットチップであるフィリップス「TDA1541A」で培った経験に着想を得たものだという。

「Normal」モードではDSD信号を直接DACへ送り、PCM信号は選択したデジタルフィルターを経て再生。「Remastered」モードでは各DACが最大DSD1024まで処理し、独自構成によってDSD512、DSD1024、そしてDSD2048のネイティブデコードを実現する。「マルチビットチップならではの音楽性と、優れた低レベルリニアリティがもたらす繊細なディテールを両立する」とのこと。

筐体デザインは、高級車であるロールス・ロイス「ファントム」から着想。威厳と余裕のある佇まいをまといながら、設置しやすいコンパクトな筐体だとしている。

デジタル入力はUSB-B 3.0×1、USB-A(Host)×2、USB Type-C(Host)×1、同軸デジタル×1、AES3(XLR)×1、RJ45×1、M12×1、光デジタル(SC)×1、BNC(Sync in)×1。

ヘッドフォン出力は3.5mm S-Balanced、4.4mmバランス、4ピンXLR、3ピンXLR(L/R)、6.3mm(正相)、6.3mm(逆相)を各1系統搭載。さらにライン出力として、バランスXLR(L/R)とRCA(L/R)も1系統ずつ備える。

外形寸法は約256×185×120mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約3.6kg。赤外線リモコンや電源アダプター「iPower Elite 15V」などが付属する。