オーディオテクニカ、軽量化したMCカートリッジ

-AT33PTGをベースに軽量化による音質改善


AT33PTG/II

 オーディオテクニカは、アナログレコードプレーヤー用のMCカートリッジ「AT33PTG/II」を11月19日に発売する。価格は60,900円。

 同社の「AT33PTG」をベースに軽量化と音質追求を図ったというMCカートリッジ。剛性化設計に徹したというアルミ合金と硬質樹脂によるボディを採用。改良型のボロンムクテーパーカンチレバーと振動系の軽量化により、カートリッジの基本性能の向上と音質改善を図っている。

 マイクロリニアスタイラスは、磨耗寸前まで線接触形状が変わらず、平均1,000時間前後の利用が可能という。コイルはPCOCCを採用。高セパレーションや、ワイドレスポンスを実現するという。また、不要な振動を抑える「VCモールド」も採用している。

 再生周波数帯域は15Hz~50kHz、出力電圧は0.3mV、チャンネルセパレーションは30dB(1kHz)、出力バランスは0.5dB(同)。針圧は1.8~2.2gの範囲で設定可能で標準は2.0g。コイルインピーダンスは10Ω(1kHz)。

 外形寸法は16.6×26.5×16mm(縦×横×厚み)。重量は6.9g。非磁性体ドライバーやプロテクター、ビスなどが付属する。


AT33PTG/II

(2010年 10月 8日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]