ソニー、大型CMOS搭載の業務用Eマウントビデオカメラ

-スーパー35mm相当の「NXCAM」を2011年上半期発売


NXCAM HDカムコーダーのコンセプトイメージ

 ソニーは、スーパー35mm相当の大型CMOSイメージセンサーを搭載したEマウントシステム採用の業務用HDビデオカメラの開発を発表。映像制作業務向け機器の「NXCAMシリーズ」として、2011年上半期の商品化を目指す。想定価格は60万円前後。

 デジタル一眼レフ「NEX-5/3」やハンディカム「NEX-VG10」で採用されている「Eマウント」を採用したレンズ交換式のビデオカメラ。1.7型対角27.1mmの大型単板イメージセンサーは動画撮影に最適設計しており、高画質/高感度で、映画フィルムと同様のボケ味を実現するとしている。


レンズ交換に対応

 開発中のNXCAM HDビデオカメラでは、小規模のドラマやミュージックビデオ製作などの低コストの撮影/編集が求められる分野での商品展開を想定。Eマウントの各種レンズ群を使用可能なほか、Eマウントの特性である短いフランジバック長を生かした、マウントアダプタ「LA-EA1」を介したAマウントレンズの使用などに対応する。

 フォーマットとしては、現行のNXCAM「HXR-NX5J」と同様にAVCHDを採用予定。加えて、1080p(60p/30p/24p、50p/25p、映像コーデックはAVC/H.264)の記録モードも搭載する。



(2010年 11月 17日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]