シャープとCCC、配信会社「TSUTAYA GALAPAGOS」を設立

-出資比率はCCCが51%。スマートフォン対応は来春


シャープは、3キャリアからスマートフォン5モデルを発売予定
 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とシャープは19日、メディアタブレット「GALAPAGOS(ガラパゴス)」とシャープ製スマートフォン向けに、新聞、雑誌、映像や音楽などのエンターテインメント系コンテンツサービスの運営などを行なう合弁会社「株式会社TSUTAYA GALAPAGOS」設立に関する契約を締結したと発表した。

 合弁会社は12月1日に設立し、資本金は1億円で、出資比率はCCCが51%、シャープが49%。代表取締役社長は、CCC取締役の中村利江氏(夢の街創造委員会会長)が就任する。所在地は、東京都渋谷区。純資産2億円、総資産2億円。

 事業内容は、「TSUTAYA GALAPAGOS」の運営、電子コンテンツの配信および販売、広告サービスの提供としている。12月中に、新聞、雑誌などエンターテインメントサービスの提供開始を予定。シャープ製スマートフォンへの対応については、2011年春が予定されている。

 CCCとシャープは、10月5日にコンテンツサービス事業の業務提携に関する基本合意書を締結しており、今回、同事業の合弁会社設立の契約に至った。業務提携発表時には、電子ブックコンテンツ約3万冊をラインナップし、映像、音楽、ゲームなどを含むエンターテイメントコンテンツについても、国内最大級のラインナップ数を取り揃え、来春を目処にサービス展開する予定を明らかにした。

 また、サービスプラットフォームを活用することで、ジャンルの枠を超え、既存のコンテンツを融合したマルチエンターテイメントサービスの提供を行なう予定。会員管理の仕組みに、CCCが管理/運営する「Tポイントサービス」や「TログインID」を導入し、マーケティングサービスの提供を行なうとしている。



(2010年 11月 19日)

[AV Watch編集部 古川 敦]