NHK BSは4月から「BS1」と「BSプレミアム」の2つに

-新ロゴを決定。新年度からのドラマ/アニメも発表


BS1の新ロゴ。右上に伸びる2本の矢印は、国際情報とスポーツを表現。テーマカラーは、スピード感や、信頼される高品質なジャーナリズムを目指す想いを託した、クリアなブルーBSプレミアムのロゴは、「高品質」「多彩さ」「こだわり」を3本のラインで表現。テーマカラーはゴールド。「プレミアム」という語感が持つ、「輝き」「別格」というイメージをグラデーションで表した
 NHKは、2011年4月1日よりBSデジタル放送のチャンネルを2チャンネルに集約して、チャンネル名を「BS1」(ビーエスワン)と「BSプレミアム」(ビーエスプレミアム)の2つにすることを発表した。

 これまで計画してきた「衛星放送の2波化」が、電波監理審議会を経て総務大臣の認定を受け、正式に決定したもの。2つの新チャンネルのロゴも決定し、併せて発表された。

 BS1は、従来のチャンネルを引き継いだ国際情報とスポーツ中心のチャンネルで、「日本のBS放送を切りひらいたナンバーワンとしての自負を込めた、“ワン”」だという。キャッチフレーズは「知りたい今が、ある」。これまで以上にライブにこだわるとしており、スポーツでは、MLBやNBA、NFL、プレミアリーグなどを中継する。

 BSプレミアムは、「本物志向の教養と娯楽のチャンネル」としており、キャッチフレーズは「見るべきテレビが、ある」。地球の美しい映像や、迫力のサウンドなどを活かした番組を用意し、高品質のこだわりをアピールするため「BSプレミアム」と名付けたという。



■ 「BSプレミアム」で放送予定の新ドラマとアニメが発表

 新年度からの「BSプレミアム」で順次放送予定のドラマ3作品、アニメ1作品も発表された。

 「どんど晴れ」スペシャルは、'07年に朝の連続テレビ小説で放送された「どんど晴れ」が形を変え、新しいBSドラマとして放送されるもの。朝ドラと同じく主演は比嘉愛未、作・小松江里子で送る。

 時代劇では、司馬遼太郎原作の「新撰組血風録」を放送。主演は時代劇初挑戦の永井大で、土方歳三を演じる。また、同じく幕末が舞台の連続時代劇「テンペスト」も放送予定。沖縄出身の池上永一による同名長編小説を原作としており、主演は仲間由紀恵。

 アニメでは、第14回手塚治虫文化賞まんが大賞を受賞した山田芳裕原作の「へうげもの」を放送する。「へうげる(ひょうげる)」とは、ふざける、おどけるという意味。戦国乱世の中で、茶の湯の世界に心を奪われた武将・古田織部が「へうげもの」への道をひた走る様を描く。



(2010年 12月 9日)

[AV Watch編集部 中林暁]