プレイバック2025
スマホ2台が壊れたので、新たに2台買い替えました by三月旭
2025年12月24日 08:00
2025年初夏、スマホが3台から2台になる
というのも、私は携帯電話というものが昔から大好きでして。その歴史をさかのぼると、小学生のときに初めて手にした、ソニー「DIVA C404S」というモデルに始まるんですが、まあなんというか、とにかく好きなんですね。
あの頃は機種代金が今ほど高くなかったので、新モデルが出るたびに買い替えたり、PHSと2台持ちしたり。スマートフォンが主流になってからも、使ってみたいモノは使いたいんじゃ!ということで、基本は1台、ときおり2台持ちをしていました。
昨年は「ときおり」のターンが来ている、ちょうど2台持ちの時期。そこに社用携帯が付与されたことで、人生初の3台同時ユーザーになったんですね。なんだか強火のスマホラバーって感じがして、嬉しかったな〜。
で、2025年。退職にともなって、社用携帯として使っていたiPhoneを1台返却することになり、今年から、私物のスマホ2台でのフリーランス生活が始まったのです! そうして手元に残ったのが「Nothing Phone (2)」と「Galaxy Z Flip 5」です。
iOSとAndroidの操作性の違いを確かめるのでも、最上位機種で最先端機能比較をするでもない私が、この2台を持っていた理由は、一言で言うと、ただの趣味。光る透明デザインのNothing、折りたたみで手のひらサイズのZ Flip、やっぱかわいいですからね〜。
好きなものを好きなように持ちたい、そんな気持ちだけで2台持ちしていたわけですが、2台持ちは実用性もあります。どちらかが充電切れしても、もう一方が生きていれば何とかなるし、片方に速度制限がかかってもデザリングで解消できるし。便利さが2倍になる感覚です。
使い分けは特に意識はしていませんでしたが、Nothing Phone (2)にFelica機能がないため、決済機能のあるGalaxy Z Flip 5が生活のメイン、画面の大きいNothingの方を動画主体な感じで。2台を毎日肌身離さず使っていて、これからもまだしばらく一緒に過ごすと思っていました。
子供の頃から続く “ケータイのある日常”が、突然消えた
ところが今年の夏、事件が起きました。あるときふと目をやると、Galaxy Z Flip 5に何やら突起物が……。よく見ると、折りたたみ機構のヒンジ部分からゴムが飛び出ていました。
おそらく、スマホを落とすなどした衝撃で、側面のベゼルの一部が割れてしまったよう。ただ、動作には問題がなく、そのまま使えていたので気にしていなかった……のですが! 7月の終わり、突如としてメイン画面(開いた状態の時のディスプレイ)が映らなくなってしまったんです!
でもまあ、そりゃあそうですよね。壊れてんだから。最初こそ画面の一部は映っていたものの、徐々に全く映らなくなって完全に終了しました。
一方、折りたたみ状態で使えるサブディスプレイは生きていて、一部のアプリや機能は問題なく使えていました。ただ、バックアップやデータ移行など、大事な操作はメイン画面じゃないと無理で。
私は、Galaxy Z Flip 5をドコモの「いつでもカエドキプログラム」を使って購入したので、実はこのとき、8月中の返却が必須という差し迫った状況でした。
そこからはもう思い出したくないのですが、端的に、息継ぎなしで一気に言うと、「修理して返すのが良さそうと判断しドコモショップに持って行くも購入時に保険に入っていたのにも関わらず色々私の手順ミスがあって保険が効かなくて結果約8万円払って修理して新品状態になった数日後に返却した」、です。いや、こうして文章にすると、改めて辛い思いが蘇りますね……。
ただ、私にはNothing Phone (2)が残ってますから。とりあえずはこの1台で過ごして、もう1台新しく買うかは、新機種見てから考えようかなと思っていました。しかし、なぜかこういうトラブルというのは、連携プレーでやってくるものなんですね。
ある日の朝、目が覚めてスマホに手を伸ばし、Nothing Phone (2)の画面を見ようとしたら、突然の異音。どのボタンを押しても、電源を長押ししても、何をしても止まらず、ただ「ピーーーーーーーーーーーー」と鳴り続けるスマホ。もう恐怖です。
そのあとのことは、若干記憶が曖昧なのですが、しばらくして異音が止まり、うんともすんとも言わなくなったスマホを片手に呆然。電源の長押しを何度も試していると、そのうち反応があったものの、テレビの砂嵐みたいな画面が一瞬表示された時は、何らかの組織のメッセージでも表示されるんかと思いました。
最終的に表示されたのが「CrashDump Mode」の文字。理由はわからないのですが、CrashしてDumpしたようで、何をやっても梨の礫状態。そうして8月末、私は全てのスマホを失うことになりました。
小学生の頃からケータイとともに生きてきた私にとって、「手元に1台も使えるケータイ(スマホ)がない」というのは、ここ20数年で初めての経験。電話もLINEも、SNSもできない。正確にはPCから使えるアプリはありますが、新規のログインにスマホが必要だったり。これはもう、本当に「詰んだな」って気分でしたね。
悩み抜いた末に選んだ、新しいスマホは……
さて、ここからは楽しい話のスタート。期せずして始まった新しいスマホ選びですが、2台ほぼ同時に壊れたこの時期は、幸いにも新機種も多く登場するタイミング。各メーカーの2025年モデルが出揃ったといってもいい時期でしょう、選択肢は豊富にありました。
久しぶりに家電量販店のスマホエリアをぐるぐる回りながら、たくさんの機種をチェック。いろんなモデルに触れて、重さやサイズ感を確かめたり、質感をじっくり見てみたり。これがもう、楽しいのなんのって!
正直、どれも良かったんですよ。リキッドシルバーが残ってたら「Xiaomi 15」を選んでいたかもしれないし、なんなら「ROG Phone 9 Pro」にも揺らぎました。Nothing Phone (3)とはまた違う、ドット絵が光って動くギミックがゲーミングすぎてよかったです。ゲームしないけど。
悩み抜いて私が最終的に選んだのは、「iPhone 17」と「Galaxy S25 Ultra」。やっぱり1台には絞れなかった〜!
趣味で選んでる割には、無難でつまらん組み合わせになったな、と思われた方もいるかもしれません。確かにそう。特に新興メーカーやコアなモデルを選ぶことなく、安定感と全部盛りって感じで、フツウの2台になったなという自覚はあります。
今回の決め手は、「色」と「ハイスペ」。まず「色」ですが、これはiPhone 17の話ですね。私はミストブルーを選びました。
もともとケータイ時代から、カラーがあれば基本的にカラーモデルを選ぶタイプで、色の好みはうるさい方。特に青が好きで、iPhoneでいうとiPhone XRのブルーが一番だったのですが、ここ最近のiPhoneの青はピンと来なかったんです。
そんな中で、ミストブルーは久々にクリーンヒット!薄すぎず、濃すぎず、私にとってはちょうどいいベストなブルーで大のお気に入りに。セージも良かったんですが、実物の色味がPCの画面越しに見ていた印象と違っていて。ミストブルーは実物がイメージ通りのカラーだったことも決め手になりました。
Galaxy S25 Ultraは「ハイスペ」な一台。実はよく考えると、スマホ時代になってからいわゆる最上位モデルって、買ったことがないな〜ということに気づいて。せっかくの機会だし、今のハイスペを体験してみたいなと思って選びました。
特にカメラ機能は、最後まで悩んだポイント。仕事にも使っていきたいと思ったので、たくさんの比較記事や動画を見ました。Galaxy Z Flip 5の、少し着色したような鮮やかすぎる色の出方に、ちょっと微妙さも感じていたので、Galaxy以外で、写真で話題のXiaomiか、iPhone 17 ProやGoogle Pixelなど、いくつかを検討することにして。
結果、Galaxy S25 Ultraの作例は、精細さと、鮮やか寄りだけど色のバランスも良さそうな写真が多くあって、iPhone 17と一緒に持つならちょうどいいのでは?と思って、購入を決断しました。比較記事、動画を作ってくれた方々には本当に感謝。とても参考になりました!
壊れて、悩んで、またスマホを好きになった一年でした
次から次へと出てくるスマートフォン。あの頃のケータイとは違って、コロコロ買い替えられるような値段じゃないですし、こんな風に壊れることがなければ、しっかり比較して選ぶこともできなかったと思います。
2台とも壊れてしまって絶望したけれど、悩んで選ぶ、あの楽しい時間を作れたことは、逆に良かったかもしれません。2025年はスマホに振り回され、悩まされましたが、最後にはスマホをまた好きになる、そんな一年でした。
しかし、スマホがない数日間は、何もできずソワソワして、いかにスマホに支えられて生きているのかを実感しました。依存しすぎているかもしれないし、一般的にそれは良くないかもしれない。でも、好きなものが生活の一部になっている感じは、悪くないなと思ったりもします。
あと、あれですね、折りたたみスマホがまた恋しい問題。それね、あります!
そもそも「Galaxy Z Flip 7」も出たタイミングなのに、なぜそっちは買わなかったのか?
簡単に言えば、Galaxy Z Flip 7のベゼルとヒンジの新デザインが私の “好き” センサーから外れてしまったから。ただ、やっぱり一度折りたたみスマホを手にしてしまうと、手のひらに収まる可愛いさ、スマホが折りたためることのえも言われぬ楽しさというのは、記憶から消せないんですよね。ベゼルとヒンジに泣かされ、翻弄される日々はまだ続きそうです。
まあ、「お前がスマホ3台も持って何すんの?」っていうね。そうなんですけど。それでもきっと私は、生きるのに全く必要ではないもう一台について、来年になっても真剣に悩んでいるだろうと思います。
あと、さらりと買った感じで書いてるけど、フリーランスになった途端のものすごい出費に、ぜんぜん目眩と吐き気を催しました。
いつかまた、3台持ちになる日まで……。来年もしっかり働いて、お金を貯めようと思います!















