ニコン、「my Picturetown 3D」サービス開始を再延期

-1月下旬から3月末。裸眼3Dフォトフレーム生産遅れ


NF-300i
 ニコンは20日、1月下旬サービス開始を予定していた、3D対応デジタルフォトフレームとネットワークサービスを組み合わせた会員サービス「my Picturetown 3D」の開始を、3月末に再延期すると発表した。

 延期の理由は、3Dデジタルフォトフレーム「NF-300i」の生産の遅れのためとしている。

 発表当初は2010年12月上旬のサービス開始予定としていたが、その後、「NF-300i」の生産の遅れのため、2011年1月下旬に延期すると発表していた。今回で2回目の延期となる。

 my Picturetown 3Dは、裸眼3D対応のデジタルフォトフレームのレンタルと、3D動画/静止画コンテンツ配信、2D静止画の3D変換サービスなどを組み合わせた会員サービス。

 フォトフレーム単体での販売は行なわず、料金は月額1,995円(または年額会員費19,950円)で、2GBのストレージが利用可能で、3D対応デジタルフォトフレーム「NF-300i」の貸出しと、my Picturetown上での2D→3D静止画変換、my Picturetown上での3D静止画の表示/共有、3D動画/静止画コンテンツの配信などのサービスが利用できる。

 フォトフレーム「NF-300i」は7.2型の液晶ディスプレイを備え、レンチキュラ―方式の裸眼3D表示が可能。3D/2Dの表示解像度は800×600ドット。裸眼でも3D立体視が可能な点が特徴となる。再生対応フォーマットは動画がMPEG-4 AVC/H.264、静止画がJPEG/MPO、音楽がAAC/MP3。Ethernetと無線LAN(IEEE 802.11b/g)、4GBメモリを内蔵する。OSはAndroid 2.1で、カレンダーや天気、RSSリーダーなどの機能を備えるほか、簡易Webブラウジングも可能となっている。


(2011年 1月 20日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]