東芝、iPhoneアプリ「RZタグラー」などをアップデート

-レコーダ側のチャプタ自動取り込み機能を追加


 東芝は24日、同社テレビ/レコーダ向けサービス「レグザ Apps コネクト」のiPhone/iPad/iPod touchアプリ「RZタグラー」、「RZコマンダー」の最新バージョンをApp Storeにて公開した。

RZタグラーの再生リモコン画面。左上に「チャプター取込」ボタン

 対応REGZA/RDシリーズのリモコン操作や、ユーザー間でタグ情報を共有できる「タグリスト」作成が可能なRZタグラーの「Ver.1.3.5」では、「チャプタの自動取り込み」、「タグリスト再利用」、「リモコン画面ホームボタン」、「Myタグリストからリタグや評価」の4つの機能を追加。

 「チャプタの自動取り込み」により、レコーダ本体側で設定されたチャプタの位置/チャプタ名を取り込み、タグやタグ名として自動取得できるようになった。Apps側でのタグ打ちやタグ名入力の手間が省けるため、タグリスト作成がよりスムーズに行なえるという。また、ネットdeナビ機能でパソコンから一括でチャプタ名をつけてから取り込むことで、よりスピーディにタグリストが作成できる。

 なお、取り込みが可能なのは、タグリスト最大数の99まで。また、本体側で+方向にスキップした際に頭出しできないような間隔の短すぎるチャプターは取り込めない。


チャプタの取り込み画面。「先頭から取込」、「現在位置から取込」から選ぶ再度リモコン画面が表示されたら、右上の「作成中のタグリスト」をタップするレコーダ側のチャプタがタグに置き換わり、チャプタ名がタグ名として引き継がれる

 「タグリスト再利用」は、過去に作成したタグリストのタグの位置やタグ名を、他の録画番組に再利用できるというもの。公開済みのタグリストにタグを追加したい場合や、先週のタグリストと同じ項目でタグを作り、文字だけ再利用したい場合などに使える。

 「リモコン画面ホームボタン」により、タグリスト一覧やMyタグリスト表示中に、リモコンアイコンでダイレクトに再生リモコン画面へ戻れるようになった。

 「Myタグリストからリタグや評価」も可能になり、本体から削除、番組名変更した番組でも、ローカルに保存済みの番組を開いたり、公開したタグリストの評価を確認できるようになった。番組名を変更しても、タグリストにより頭出しが行なえる。

 対応REGZA/RDの操作が可能なRZコマンダーにおいても、「Ver.1.3.5」へアップデートすることにより、上記項目のうち「リモコン画面ホームボタン」と「Myタグリストからリタグや評価」が利用可能になる。

 なお、前回のバージョンアップ(Ver.1.2.0)では、PCや携帯電話でタグ名などを編集し、メール送信してiPhoneなどのクリップボードに貼り付けられる「マルチワード一括クリップボード」(RZタグラーのみの機能)や、「タグリスト取得時の番組候補の絞り込み」、「GUIのデザインレイアウト変更」の各機能が追加されている。

Myタグリスト画面から、「タグリストのコピー」が可能「タグリストのみコピー」、「タグ名のみコピー」から選べる写真左下にあるリモコンアイコンから、再生リモコン画面に移動できる


(2011年 1月 26日)

[AV Watch編集部 中林暁]