アクシス、WadiaのDACアンプと新スピーカーセット

-元JBLのMr.ARAIによる新ブランド。約33万円


「Wadia System100」。「Wadia151 PowerDAC mini」と、ARACRAFTのスピーカー「AL100ND」をセットにした

 アクシスは、WadiaのコンパクトなDAC内蔵フルデジタルアンプ「Wadia151 PowerDAC mini」と、ARACRAFT(アラクラフト)というメーカーのスピーカー「AL100ND」をセットにした「Wadia System100」を4月下旬に発売する。セット価格は329,700円。




■Wadia151 PowerDAC mini

 「Wadia151 PowerDAC mini」は2010年6月から発売しているもので、単品価格は155,400円。iPod用デジタルトランスポート「Wadia170 iTransport」との組合せを想定したコンパクトな筐体が特徴で、サイズは203.2×203.2×68.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.72kg。

 2系統の同軸デジタル入力と、1系統の光デジタル入力、USB入力を装備。iTransportやCDプレーヤーなどから出力されたデジタル信号を入力したり、PCとUSB接続して、PCの音声を再生する事も可能。同軸/光デジタル入力は24bit/192kHzに対応。USBは24bit/96kHzに対応している。



■ARACRAFTのAL100ND

ARACRAFTのデビュー作「AL100ND」

 スピーカーを手がけるARACRAFTというブランドは、JBLの開発に数十年携わってきたというMr.ARAIが立ち上げたもので、今回のスピーカー「AL100ND」がデビュー作となる。

 ツイータとウーファによる2ウェイブックシェルフ。ツイータに、バッフル一体となったホーンによる19mm径のコンプレッションドライバーを採用しているのが特徴。振動板にはアルミ・マグネシウム合金を採用している。

 ウーファは115mm径の逆ドーム型で、振動板にアルミ・マグネシウム合金を採用。高域との音色統一をさせているほか、大型ネオジウムマグネット、ショートボイスコイル/ロングギャップ磁気回路も採用している。

 エンクロージャは総アルミニウム製で、高品質な6063アルミ無垢材(12mm厚)を採用。部材には内部定在波を防ぎ、強度を向上させる構造を採用しているという。その結果、「音離れが良く、サイズを疑うほどの広大で立体的な音場空間を再現する」としている。

 インピーダンスは4Ω。外形寸法は148×223×206mm(幅×奥行き×高さ)。重量は7.4kg。



(2011年 4月 13日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]